
Works
明治42年竣工の鳥羽支店に始まる百五銀行と当社の関係は、大正12年の2代目本店、昭和43年の3代目本店と継承され、今回計画はそれに続く4代目の本店である。
百五銀行は進取の精神に富んでおり、先代本店でも豊かな外部空間・風景を執務空間に取り込み、快適なオフィス環境を実現してきた。今回計画では、1.8mの奥行きを持つPC庇により日射負荷を低減し、自然換気窓から外気を導入している。オフィス共用部にも光と風景を取り込む四周に開かれた外観計画は、地域のランドマークとなっている。また、基礎免震などの技術を導入し、地域中核銀行としての事業継続性に最大限配慮している。
同一敷地内の先代本店は今後解体され、エントランスゾーンとして整備されるが、新本店が文化を継承・発展させていく場となることを期待している。
- 竣工年
- 2015(1期工事)/2017.04竣工予定
- 主用途
- 事務所・銀行
- 延床面積
- 19,156.10m2
- 構造/規模
- S造(柱CFT造)一部SRC造 基礎免震/地上12階・塔屋2階
- インテリア
(本店営業部) - フィールドフォー・デザインオフィス
- 施工
- 清水建設・日本土建共同企業体
-
-
鼻戸 隆志
-
-
瀬尾 剛史