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トップページ > Works > 東京大学(本郷)講堂改修工事
安田講堂は、内田祥三、岸田日出刀らの設計、清水組(現清水建設)の施工で1925年に竣工した。今回の計画のさまざまな改修項目の中で、特に防災上重要な「講堂天井の耐震化とオリジナル意匠の保存」において、全面的に技術協力を行った。天井材を軽量化し鉄骨下地材に直付けにすることにより、元のデザインを保ったまま高い耐震性を持たせている。繊維補強石膏(GRG)とユニット化したトップライトの質量を統一することで、固有周期を整え、水平震度2.75Gの設計基準に対しても被害のない耐震性の高い天井を実現した。
- 竣工年
- 2014
- 主用途
- 大学講堂
- 延床面積
- 6,988.00m2
- 構造/規模
- RC造一部S造/地下1階・地上5階・塔屋4階
- 受賞
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- 第26回BELCA賞ベストリフォーム部門
- 施工
- 清水建設株式会社・株式会社関電工・日本装芸株式会社
- 設計
- 東京大学キャンパス計画室(千葉学)・同施設部、香山壽夫建築研究所
- 構造
- 万建築設計事務所
- 設備
- 総合設備コンサルタント
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櫻庭 記彦