
Works
生長の家は、八ヶ岳にゼロエネルギービルをつくり本部を移転した。本計画は原宿の本部移転跡地を、森にする計画である。塔だけ残し、他はすべて解体し森にした。かつて「武蔵野」と呼ばれたこの土地本来の植生にもとづいた樹木や山野草を植え、数十年後に森を形成することを意図している。井戸水をビオトープに流し、ショウブやカキツバタを植え、野鳥やトンボなど多様な生物の集まる場所を設けた。回遊する歩道の道中には風景を切り取るフォリーを設けている。岸田日出刀設計の塔はゼロエネルギービルとして改修し、祈りと芸術展示の施設として生まれ変わった。
都心にありながら、季節ごとに移り変わる豊かな自然を感じることのできるこの森は、一般の方に開放されている。
- 竣工年
- 2014
- 主用途
- 展示施設・森
- 延床面積
- 1,296.47m2
- 構造/規模
- RC造・木造/地下1階・地上5階
- 外構協働
- フィールドフォー・デザインオフィス
- 監修
- 明豊ファシリティワークス株式会社 不殿 武士 村上 富士男
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池内 匠
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濱 久貴