エンジニアリング事業
プラント
PLANT
生産・物流設備と建築が一体となり品質の高い施設を提供できるのがシミズのプラントエンジニアリングの最大の特徴です。化学、食品、医薬、電子材料などの生産施設や基礎・応用技術を開発する研究施設等について、EPC事業を展開しています。計画・設計・施工から試運転までの業務を行い、事業エリアは国内だけでなく米国やヨーロッパ、中国、東南アジアなど、グローバルに展開しています。
とある食品プラント案件の
仕事の流れ
ヒアリング・企画提案
社内の営業部門や建築設計部門と連携してお客様のご要望を伺います。施設構想の企画提案に際しては、お客様との打合せを重ね、要求仕様や業態に適合したガイドライン・レギュレーションを適切に把握するとともに、BCP対策にも留意します。
ここでは、お客様の視点で事業性を踏まえた提案を行い、幅広い視点で品質をつくり込みながら、単一企業で様々な分野のスペシャリストを抱えるシミズならではの機敏かつ柔軟な対応が重要なポイントとなります。
計画・設計
実行するプロジェクトが決まったら、社内の関連部署とプロジェクトチームをつくり工程や設計条項を守りながら設計を進めます。プロセスフロー、プロットプラン、P&ID、機器仕様書などの設計図書を作成します。後工程の施工や実際に稼働するフェーズまでを見越してBIMを活用し、社内検討で使用するのはもちろん、引渡後のメンテナンス性も考慮してお客様の承認を得ながら設計図書をまとめます。
また、各種仕様から施工方法・安全対策まで設計段階に検討することで、工事費を含むプロジェクト予算を早く正確に把握し、早期にコストを確定できるよう取組んでいきます。
調達・施工
お客様との契約が終わったら、メーカーや施工業者と金額交渉を行い、工程に沿って調達を進めます。施工では、単一企業で請負う強みを活かして各支店の建築工事部門と協力して現場での安全管理や品質管理と並行し、機器の搬入据付・配管工事・電気計装工事を行います。多くの専門家集団が関与している工場の設計・施工において、重要なのが変更時の対応です。変更があっても、単一企業で設計から施工まで一貫して請け負っている強みを活かしてあらゆるニーズに柔軟に対応し、プロジェクトを円滑に推進します。
試運転・保守
施工完了後に社内や諸官庁の検査を終えて、フラッシング作業、計器類のキャリブレーション等を行い、総合試運転調整まで行います。更に必要に応じてバリデーション等の検証作業やオペレーショントレーニングを行い、お客様に引渡します。
引渡し後も、定期的に使用状況をヒアリングし、機器の調達先とも連携しながらフォローするとともに、お客様の生涯パートナーとしてご要望に応じて生産・物流ラインの更新・改善、新規のご提案にも随時取組んでいきます。