木の可能性を探る

木の可能性を探る  Vol.15 今年も株主優待品を製作

2012年7月31日

Vol.15 今年も株主優待品を製作

清水建設 東京木工場では、2011年より一般向けのオリジナル木工製品ブランド『kino style』を製作しています。今年も昨年に引き続き、株主優待品として3種類のkinostyle製品をつくりました。

東京木工場が企画段階から参加

今回の株主優待品の製作では、東京木工場の職人たちが設計や加工・仕上げなどの実製作はもちろん、企画にも加わり、アイディアを出し合いました。

2011年9月頃から企画立案を始め、その後の実製作には2012年3月下旬から約3か月間を費やしました。一連の作業は若手職人たちが中心となって進め、後半の加工、仕上げ、検査にはベテラン職人も参加。東京木工場が一丸となって、3種類計約40,000個の株主優待品を完成させました。

kinostyleのコンセプトは、「木のある生活スタイル」、「新しい木製品のスタイル」。今後も、東京木工場が持つ伝統的な木工技術を活かして、木の温かみを感じられる、生活により身近なものづくりを目指していきます。

東京木工場が企画段階から参加
一連の作業は若手職人たちが中心となって進め、後半の加工、仕上げ、検査にはベテラン職人も参加
東京木工場が一丸となって、3種類計約40,000個の株主優待品を完成させました
kino styleのコンセプトは、「木のある生活スタイル」、「新しい木製品のスタイル」
今後も、東京木工場が持つ伝統的な木工技術を活かして、木の温かみを感じられる、生活により身近なものづくりを目指していきます

株主優待品のご案内

毎年3月31日現在の当社株主名簿に記載又は記録された株主様のうち、1,000株以上ご所有の株主様を対象に実施しています。

トリベット(なべ敷き)

ご所有株数1,000株以上5,000株未満の株主様

三本の木製スティック(色味の違う3種の木を使用)をパズルのように三角形に組み立てて使用します。分解すれば、省スペースで収納できます。

トリベット(なべ敷き)

トリベットの組み立て方法

パーツの凹み部分を、上下に重ねます
パーツの凹み部分を、上下に重ねます
パーツの凹み部分を、上下に重ねます
3つ目の片方は、下から通して重ねます
3つ目の片方は、下から通して重ねます
最後に上から押さえ固定します
最後に上から押さえ固定します

カッティングボード(まな板)

ご所有株数1,000株以上5,000株未満の株主様

ハンディサイズで、持ち手が付いているので持ち運びにも便利です。アウトドアに、またそのまま食卓に並べてもお使いいただけます。

カッティングボード(まな板)

フォトスタンド(写真立て)

ご所有株数10,000株以上の株主様

木の温もりが感じられる自立型のL版用フォトスタンドです。タテ・ヨコいずれでも使用できます。

※優待品は一株主様につき一つの贈呈となります。
※写真中のポット・レモン・ナイフ・カードは、優待品に含まれません。
※木製品のため、色・木目等は一つひとつ異なります。

フォトスタンド(写真立て)

2回目の株主優待品の製作を終えて(東京木工場の職人からのメッセージ)

1つの作業、1つの製品に、匠の技ととこだわりを込めました

1つの作業、1つの製品に、匠の技ととこだわりを込めました

木は湿気や乾燥で厚みや幅が変化するため、3つの木材からなるトリベットの製作では、組み合わせたときに、固すぎず、ゆるすぎず、スッと組めるよう0.1ミリ単位での仕上げにこだわりました。また、トリベットにはヒノキの間伐材も使用しています。

カッティングボードやフォトスタンドの製作では、時間短縮と品質確保の両立を目指し、NCルーターを用い、機械加工を行いました。この作業では、手作業と同様に、材料や形状に最適な加工方法や順番を踏まえて機械のプログラムを変更したり、それに応じて最適な刃物を都度選択するなど、日頃の業務で培った技と知識を活かしました。

計約40,000個ある製品は、受け取られる株主のみなさまにとっては、たった1つのもの。そのことを大切に考え、今後も、身近にあって長く愛用していただける製品づくりを続けていきます。

NCルーターで加工された製品
NCルーターで加工された製品
磨き上げは1つひとつ手作業
磨き上げは1つひとつ手作業