2011年7月28日
Vol.6 東京木工場ブランド『kino style』誕生
このたび、清水建設 東京木工場では、一般向けに新たに展開する木工製品ブランド、『kinostyle』を立ち上げました。「木のある生活スタイル」、「新しい木製品のスタイル」をコンセプトに、伝統的でありながらも、モダンな“木の手づくり”作品をシリーズ化したいと考えています。
第一弾として、株主優待品を製作
kino styleの作品第一弾として製作したのが、今年の株主優待品です。40,000人を超える株主の皆様に対し、ご所有株数に応じた3つの製品を企画。製品すべてを東京木工場で製作し、職人の手によって丁寧に仕上げました。
kinostyleでは、今後も、120年以上の歴史を持つ東京木工場で受け継がれてきた「匠の技」を用い、木の持つ可能性をさまざまかたちで表現していきます。毎日、ふと木の温かみを感じられる、生活により身近なものづくりを目指し、オフィス机の片隅やご家庭などに置いていただけるような木工製品をつくっていきます。
CUBE型キッチンフック
(2011年3月31日現在、ご所有株数1,000株以上5,000株未満の株主様)
冷蔵庫などのキッチン周りや玄関などで使える、マグネット付き木製フック。キッチン小物や靴べらなどをかけられ、整理整頓に便利です。
CUBE型鉛筆削り
(2011年3月31日現在、ご所有株数5,000株以上10,000株未満の株主様)
木のぬくもりが感じられる鉛筆削りです。同じ木製品である鉛筆を、皆様にもっと使ってほしいという想いから企画しました。
ブックエンド・CUBE型写真立て
(2011年3月31日現在、ご所有株数10,000株以上の株主様)
一見すると、ただの木の塊ですが、取り外すとブックエンドに早変わりします。留め具に用いるCUBEは写真立てとして使えます。
写真ギャラリー【株主優待品の製作風景】
写真をクリックすると拡大し、写真の右側を押すと次の写真が見られます。
ブランドマーク解説
「木」と「生活」の一体感を表現
このロゴは、東京木工場の木工製品をブランド化するきっかけとなったCUBE型木工製品をイメージしました。kinostyleを2色にすることで、「木」と「生活」の一体感を表現しています。また、文字もベーシックなデザインにすることで、次世代まで飽きのこない普遍的な印象を引き出しました。
製作を担当した東京木工場の職人からのメッセージ
若手職人が中心となって、手づくりしました
普段は、プロジェクトに沿った木工製品を工場内で製作し、それを現場に取り付けるのが私たちの主業務です。しかし、今回は直接、株主の皆様のお手元に届き、見て触れるものをつくるということで、より丁寧に仕上げる気持ちを持って作業に臨みました。
作業は若手の職人が中心となって進め、製作におけるすべての工程を自分たちで管理。限られた時間の中で次に何をすべきか、どの工程を誰が担当するのが最適かなど、つくることに加え、こうした段取り面でも多くのことを学ぶことができました。
今回の株主優待品は、一つひとつが手づくり。製作に携わった職人全員の「いいものをつくろう」という想いが込められています。身近な場所に置いて、毎日のように使っていただけたら、これ以上にうれしいことはありません。