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このページは、清水建設 の中のシミズの温室効果ガス排出削減プロジェクトの中の 新メカニズムへの取り組み

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新メカニズムへの取り組み

2013年からの京都議定書第二約束期間に向けて、CDM以外にも、さまざまな新メカニズムが検討されています。シミズではこのうち、日本政府が推進している、二国間オフセット・クレジットメカニズム(JCM:Joint Crediting Mechanism)に取り組んでいます。
これは、日本の技術や資金を活用した排出削減プロジェクトを途上国で実施し、両国の協議に基づいて、その排出削減分を日本の排出削減にカウントする仕組みを目指しているものです。
具体的には、

などのプロジェクトについて、プロジェクトの発掘・組成、方法論の作成、プロジェクト化に向けた協議などを実施しています。

新メカニズム

パームオイル工場におけるバイオマス発電プロジェクト(インドネシア)

概要

インドネシアの国営パームオイル工場において、廃棄物(主として空果房(EFB:Empty Fruits Bunch))を用いたバイオマス発電を行います。
インドネシアのパームオイルの生産量は世界一で、豊富なバイオマス資源があります。EFBはカリウムや水分を多く含み、従来の技術では利用が難しいことから、日本の最新の燃焼技術を用いた発電設備を導入することで、その有効利用を図ります。
バイオマス発電によって、既存の火力発電所における化石燃料消費量の抑制ができるため、温室効果ガスの削減に繋がります。
国営企業の72工場から、各工場の生産規模、位置、変電所との距離等を考慮して、対象工場を順次選定して実施してゆきます。

パームオイル工場におけるバイオマス発電プロジェクト(インドネシア)

システム図

システム図

削減ポテンシャル

1工場=約52,800t-CO2/年
国営企業の工場の内42工場に導入した場合=612,000t-CO2/年

パームオイル工場

パームオイル工場

山積みにされたEFB

山積みにされたEFB

パーム油工場

パームやし(果実)

国営パームオイル工場の分布(スマトラ島に多い)

泥炭管理CO2排出抑制プロジェクト(インドネシア)

概要

インドネシアでは、国策により泥炭地を開墾し稲作を実施していますが、水位管理の未熟さから土地の乾燥化が進み、収量が上がらず、泥炭乾燥によるCO2排出の原因となっています。プロジェクトでは水門水路整備、水位管理により泥炭地の再湿潤化を行い、微生物分解を抑制し、CO2排出を削減します。
プロジェクトサイトは、稲作地として開発されたスマトラ島ジャンビ州の、約1万ha(100km2)の乾燥泥炭地です。他に、カリマンタン島等に候補地があります。

泥炭管理CO2排出抑制プロジェクト

プロジェクトのしくみ

システム図

削減ポテンシャル

対象サイト(1万ha)での削減量=約16.7万t-CO2/年
インドネシアにおける泥炭低地での削減ポテンシャル=468万t-CO2/年

1次水路

1次水路

2次水路

2次水路

1次水路の水門(開放状態)

1次水路の水門(開放状態)

2次水路の水門(開放状態)

2次水路の水門(開放状態)

プロジェクト対象地における水路の様子

プロジェクト対象地における水路の様子

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