工場をお持ちのお客様
カーボンニュートラルへの道筋
お考えですか?

F-Casのイメージ図 F-CaS
  • Q1.カーボンニュートラルのために何から手をつければいいの?
  • Q2.カーボンニュートラルのために創エネと蓄エネをどの程度導入すればいいの?
  • Q3.重油やガスなどの化石燃料を燃焼させる機器が環境に悪いと言われているけど、電化すればいいのかな?
  • A1.生産設備を含む施設全体のエネルギー消費量と割合を把握するところから始めましょう。 省エネ効果の大きいものから順に採用を検討し、できる限り減らすことが重要です。次のステップで、創エネ・蓄エネ、エネルギー転換技術の採用を検討します。
  • A2.太陽光パネルなどの創エネはもちろん有効ですが、万能ではありません。 天候により発電量の不足や余剰が生じるため、蓄電池や水素などの蓄エネも検討する必要があります。デマンドと創エネ量を見比べながら、適切な創エネ・蓄エネの設備バランスを計画することが重要です。
  • A3.電化は脱炭素化に有効ですが、地域のインフラ事情や契約電力などを考えると必ずしも全ての設備を電化することが有効ではないケースもあります。 そのような場合には、ガスと電気を組み合わせたハイブリッドや水素などの自然エネルギーを活用する手法も検討する必要があります。

工場のCO2排出量を
評価する「F-CaS」で
お手伝いします。

F-CaS(エフキャス)とは

工場などのCO2排出量、及び脱炭素化手法による削減効果を評価する方法です。

工場などは、生産に必要な装置やユーティリティの占める割合がとても大きいのが特徴です。しかし、一般的なエネルギーの評価(建築物省エネ法など)ではそれらは考慮されません。
F-CaSは、シミズのこれまでの知見を踏まえて、生産空調・生産ユーティリティ・生産照明・生産電源・グリーン電力の活用まで考慮した、すべてのCO2排出量と削減効果を試算します。

F-CaSは、基準(既存施設など)のCO2排出量に対する省エネ施策などを実施した施設のCO2排出量の比率で表されます。
F-CaSの値が小さいほどCO2排出量が少なく、すなわちカーボンニュートラルに貢献する工場となります。

  1. 活用イメージ

    工場の建替において、F-CaSを適用してカーボンニュートラルのメニューやストーリーを構築しました。 改修においても既存エネルギーデータや竣工図等に基づいて試算や評価することが可能です。

  2. 1 省エネによるCO2排出量をF-CaSで「見える化」

    F-CaSを活用し、さまざまな省エネ技術を採用した場合のCO2排出量の削減効果を「見える化」します。
    空調・照明・ユーティリティ・生産装置それぞれの排出量の比率も「見える化」することで、削減すべき重要な設備を明確にしながら検討することが可能となります。
    また、改修工事においても試算・評価することが可能です。
    • Case1:一般的な省エネ施策を採用した場合のCO2排出量
    • Case2:先進的な省エネ施策を採用した場合のCO2排出量
    • Case3:Case1・2に加えて最適な運用を行った場合のCO2排出量
  3. 2 施設に最適な創エネ・蓄エネ設備の容量を提案

    太陽光発電などによって創られる「創エネ」は、天候によって発電量が変動するとともに、工場の稼働状況によっては、せっかく創ったエネルギーを使えずに捨ててしまっているケースも珍しくありません。そこで、創ったエネルギーを貯めて、発電量の少ない時間に使う「蓄エネ」を上手に組み合わせることが重要です。
    F-CaSを活用し、時々刻々変化する消費エネルギー量と創エネルギー量の変動を「見える化」することで、創エネ・蓄エネの最適なバランスを提案します。

  4. 3 脱炭素化に向けてエネルギー転換も重要

    低炭素化する電力インフラを活用する電化、いわゆる「エネルギー転換」もCO2排出量の重要な削減手法です。しかし、全ての設備を電化することで、工場の用途によっては、莫大な電気使用量となり、その地域の送電網から供給することができない場合や契約電力・受電方式の大幅な見直しが必要となる場合があります。
    F-CaSにより、CO2排出量と総量と合わせて化石・非化石エネルギーの比率(SCOPE比率)を「見える化」することで、ハイブリッドや水素などの自然エネルギー利用など最適なエネルギー転換手法を提案します。

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