都市データ活用によるSHIMZ Solution

現代の社会課題はますます複合的に 多様な都市データを効果的に活用して 地域特性を活かしたまちづくりを 現代の社会課題はますます複合的に 多様な都市データを効果的に活用して 地域特性を活かしたまちづくりを

「都市データの活用」についてよくあるご質問

  • Q1

    なぜ今、都市データの活用が話題にあがるのでしょうか?

    A

    まちづくりにおけるオープンデータ化・活用可能データの多様化が進み、求める情報が得やすい環境が整いはじめているからです

    国土交通省が主導する全国の3D都市モデルの整備・活用オープンデータ化プロジェクトPLATEAU(プラトー)をはじめ、まちづくりにおけるオープンデータ化は日本各地で進んでいます。人口、建物情報、道路ネットワークなどに加え、GPSによる位置情報や衛星データなど、データは日々多様化しており、まちづくりの担い手がそれぞれ抱えている地域課題に対して、適切なデータを入手できる環境が整ってきています。

  • Q2

    都市データを活用すると、今までのまちづくりからどのように変わるのでしょうか?

    A

    多様なデータや新しい分析方法による地域特性、課題の顕在化ができるようになります

    これまでは定性的に進めてきたまちづくりを、定量的な分析を基に進めることができ、効果的なまちづくりを行うことができます。具体的には、GPSによる人流データを建物や道路データなどで構成される空間モデルへ落とし込むことで、来街者の回遊性活発化を図るポテンシャルの高いオープンスペースを浮かび上がらせるなど、これまで把握できなかった地域の課題、特性を顕在化できます。

  • Q3

    まちづくりを進めるなかで、地域の方となかなか議論が進みません。どうしたらいいでしょうか?

    A

    誰にでもわかりやすいような議論内容のビジュアル化によって、より円滑なコミュニケーションが可能です

    社会課題となっている交通状況やエネルギー、生態系などに地域全体で取り組むためには、さまざまな立場・価値観の人々と共にまちづくりを進める必要があります。そのためには、議論の目的に応じた地域分析のビジュアル化が効果的です。GIS(地理情報システム)を用いることで、表やグラフはもちろん、データの扱いに慣れていない方々に対しても訴求力が高く、わかりやすい可視化が可能であり、地域の課題が誰にでも把握できるようになります。これらのビジュアルはまちづくりにおける意見交換の際には議論の題材にもなり、より円滑な合意形成を図ることができるのです。

  • Q4

    データの入手はできるのですが、効果的なデータの活かし方がわかりません

    A

    異なる分野のデータを横断的に掛け合わせて分析することで、新しい発見につながることもあります

    地域にはさまざまな課題や特性がありますが、それらは把握しきれていないことが多々あります。都市データの単純な可視化では発見できない地域課題や特性も、GISにより複数データを掛け合わせることで、今までにない視点での解析、可視化が可能になります。例えば、「交通×防災」「緑×ウォーカブル」など異なる分野のデータを横断的に掛け合わせて分析することで、これまで意識していなかった新しい視点で、地域の課題や特性を発見することができるのです。

  • Q5

    GISとはどのようなものでしょうか?

    A

    地理情報システムの略で、さまざまな分野で活用されています

    GISとは、Geographic Information Systemの略で、地理情報システムのことです。GISは、地球上に存在するさまざまな地物や事象を地図上に表示し、その位置や関係性を分析したり、視覚的に理解したりするための技術です。GISは、都市計画や土木工事、防災や環境保護、ビジネスや教育などさまざまな分野で活用されています。

地理情報システム(GIS)を用いて
地域特性を分析・可視化
まちづくりを支援します

  1. 1 複合的な地域の課題解決に都市データを活用します

    イメージ図 イメージ図

    建物用途・規模、道路ネットワークなどの都市基盤の情報、GPSを用いた人流情報や衛星データを基にした緑地情報、災害状況など、入手できる都市データは多岐に渡ります。
    清水建設は、複合的な地域課題解決のためにそれらのデータを地理情報に結び付け活用します。

    都市データ例

    • GPS人流データ(CASE 01)、人口統計、将来人口推計
    • 緑地データ(緑地空間面積・植生タイプ) (CASE 03
    • 建物情報データ(用途・延床・階数など)
    • 道路ネットワークデータ(CASE 02)、パーソントリップ調査
    • ハザードマップ(CASE 01
  2. 2 都市データの分析にGISを基盤とした独自のツールを活用します

    イメージ図 イメージ図

    共通の基盤であるGISに、道路ネットワークを用いて、エリア間の交通量や特定施設への交通量を推計するシステム(PAS)や生き物の生息に適した緑地計画の分析をするシステム(UE-Net)などを組み合わせたまちづくり計画支援サービス(マチミル)により、多面的に地域特性・課題を分析しています。

  3. 3 地域の特性を見出し、課題解決を支援するソリューションサービス
    を提供します

    イメージ図 イメージ図

    社会課題が複雑化する中、産官学民のまちづくりの担い手が持つさまざまな立場や価値観を踏まえ、議論の活性化が求められています。
    清水建設は、地域の分析・可視化により、地域の課題や特性を共有します。合意形成やビジョン形成を支援し、まちづくりの担い手による課題解決を加速させます。

都市データ活用の具体例

都市により状況や環境は異なるため、都市データにもさまざまな活用方法があります。
ここではその一例として、実際のまちづくりにおける分析の具体例をご紹介します。

  • CASE 01

    CASE 01

    鉄道を使った広域避難の可能性を可視化、地域の特性を発見

    「GPS人流データ」×「路線図」×「浸水ハザードマップ」

  • CASE 02

    CASE 02

    駅勢圏の昼間の滞在状況を可視化、駅中心のまちづくりを支援

    「GPS人流データ」×「道路ネットワークデータ」×「特定施設への交通量推計システム(PAS)」

  • CASE 03

    CASE 03

    人と生態系の環境の向上に資する緑地計画をサポート

    「緑地データ」×「道路ネットワークデータ」×「生態系ネットワーク分析(UE-Net)」

Solution Technology

効果的なまちづくり計画をサポート

マチミル

マチミル マチミル

当社では各種オープンデータと地理情報システム(GIS)により人やものの動きを見える化し、地域の防災、省エネルギーや効果的なエリアマネジメントに資する分析を行い、まちづくり計画の支援につながる情報を提供する「マチミル」を展開。データに基づく公正な分析、複数の仮説のスピーディな検証、誰にでもわかりやすいビジュアルを提供することで、地域の課題やまちづくり計画の効果を明らかにして関係者間の議論と合意形成を促します。

データを効率的に活用することで、
まちづくりにおける取り組みは
さらに深く、広くなっていきます。

清水建設は
さまざまな都市データを活用し、
それぞれの地域の特性を活かしたまちづくりを目指します。

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