木の可能性を探る

木の可能性を探る Vol.45 4年連続で南三陸町ボランティア木工教室を開催

2015年10月23日

Vol.45  4年連続で南三陸町ボランティア木工教室を開催

4年連続で南三陸町ボランティア木工教室を開催

2015年8月20日、今年で4回目となる南三陸町ボランティア木工教室を開催し、南三陸町在住の小学生約100名が参加しました。

これまでの3年間、当社東北支店と協力してこのボランティアを続けていく中で、地域の方から「来年も木工教室を楽しみにしている」という声を数多くいただいてきました。そうした経緯を後押しするように、今回の木工教室は、南三陸町子ども会育成会連絡協議会の支援を得て、同協議会との共同開催となりました。

今年の課題は、高学年は間伐材を使った本立てと万能ラック、低学年は単板でつくるコースター。さらに低学年は、「未来のまちの姿を子どもたち自身がイメージする機会を設けたい」という東京木工場の想いを込めて、子どもたちが木の家でまちをつくる「エコタウンづくり」を行いました。
高学年は集中力が高く、東京木工場の職人によるアドバイスをきちんと理解して取り組んでいました。低学年は好きなように端材で家をつくり、オリジナリティあふれるまちができあがりました。

今回参加した子どもたちの多くが、昨年の木工教室の参加者。ボランティアとして手伝ってくれた地元の中学生や高校生の中には、小学生のときにこの木工教室に参加した人もいました。そうやって、ものづくりをきっかけに人の輪がつながっていくことを実感した今回の木工教室。来年以降も地域の皆さんと協力して、ボランティアを継続していきます。

説明の様子
説明の様子
ボランティアとして地元の中学生や高校生が手伝ってくれました
ボランティアとして地元の中学生や高校生が手伝ってくれました
高学年製作の様子
高学年製作の様子
低学年製作の様子
低学年製作の様子
間伐材を使った本立て
間伐材を使った本立て
木の家でまちをつくる「エコタウンづくり」
木の家でまちをつくる「エコタウンづくり」

南三陸町子ども会育成会連絡協議会

本会は、町内各地区子ども会育成会(震災前:58地区)相互の連携のもとに、子ども会の自主的な活動を育成指導し、各種行事を開催し子どもたちの健全な育成を図っています。

震災後は既存の子ども会活動に加え、新しいコミュニティ(仮設住宅等)における子ども会活動を支援し、子どもたちの健全育成に寄与しています。

また、将来の町を担うリーダーを育成するためにも、ジュニアリーダー(中高校生)という地区子ども会活動の直接的な年少指導者を養成しています。

活動内容等

  • 全国子ども会安全会への加入促進
  • 各地区子ども会活動へのジュニアリーダー派遣
  • 各地区での「花いっぱい運動」(花の植栽管理事業)の実施
  • 少年少女ビニールバレーボール大会などへの支援
  • クリスマス会開催

ジュニアリーダーの養成

各種ジュニアリーダー研修会開催(初級・中級・上級、対象:中学1年~高校3年)

  • 7月 中級研修会(1泊2日)
  • 8月 初級研修会(2泊3日)
    ※北海道本別町との共催12月 上級研修会(2泊3日)
  • 2月 ジュニアリーダー卒業式
  • 3月 北海道本別町との交流(5泊6日、対象:中学2年~高校3年)
  • 通年 各種教育委員会の行事への協力など

ふるさと交流研修会の開催
(ジュニアリーダー協力)

  • 8月 山形県庄内町との交流
    (2泊3日、対象:小学5~6年)
  • 8月 北海道本別町との交流
    (2泊3日、対象:中学1年~高校2年)
  • 8月 富士山サマーキャンプ
    (7泊8日、対象:小学5~6年)

各種町内の行事への共催・協力

  • 8月 夏休み木工教室(小学生)

2015年から当社東京木工場との共催事業として実施。