木の可能性を探る

木の可能性を探る Vol.39 海外製品の高品質化に向け、研修と技術指導を推進

2015年2月20日

Vol.39  海外製品の高品質化に向け、研修と技術指導を推進

清水建設 東京木工場では、2014年9月から約3か月間、政府開発援助(ODA)事業の新興市場開拓人材育成支援事業制度を活用した研修生として、TNK社(ラオス人民民主共和国の木製家具製造会社)の工場長を務める社員1名に対し、研修を実施しました。
東京木工場が外国人研修生を受け入れるのは今回が初めて。木の加工から家具や建具の製作に関して、研修生が既に習得している技術の確認と、さらなる技能向上を目指し、実務を通じた指導を行いました。
今後は当社の協力工場として、TNK社工場において東京木工場が「GLOBAL調達」として取り扱う木工製品を製作していく予定です。これを受けて、2015年1月8日から16日に2人、2月2日から6日に3人と、東京木工場の社員がラオスに赴き、同社工場にて技術指導も行いました。
こうした技術移転は、ラオスの産業発展や同国内での木工技術の向上と継承につながることが期待されます。東京木工場では、海外製の木工製品の高品質化とスピーディーな生産に向け、今後も海外の協力工場に対する技術指導と品質管理を推進していきます。

朝礼風景
朝礼風景
作業風景(検品作業)
作業風景(検品作業)
機械メンテナンス指導
機械メンテナンス指導
工場内刃物保管室
工場内刃物保管室

東京木工場のショールームで海外製の木工製品をPR

東京木工場ショールーム「GLOBAL調達」
東京木工場ショールーム
「GLOBAL調達」

東京木工場のショールームでは、「GLOBAL調達」として、海外製の木工製品を用いたトイレブースや洗面化粧台などを実物展示しています。当社では、ラオスのほかに、中国の協力工場で、こうした木工製品の生産を行っています。ショールームの詳細は「Vol.13 東京木工場にショールームがオープン」をご覧ください。