木の可能性を探る

木の可能性を探る Vol.16 子どもも大人も楽しめる夏の木工教室を開催

2012年8月30日

Vol.16 子どもも大人も楽しめる夏の木工教室を開催

清水建設 東京木工場では、今夏、札幌国際大学と東京木工場にて、木工教室を開催しました。木に直に触れて、その心地よさやつくる楽しさを多くの人に知ってもらうことが、木工教室の目的。双方とも多くの方が参加し、大盛況となりました。

札幌国際大学・大学祭に木工教室を出展

2012年6月23日、24日に行われた、札幌国際大学の大学祭「清麗祭」にて、東京木工場が協力し、木工教室を行いました。同大学祭へは、子どもから大人まで誰でも自由に参加でき、木工教室への参加は2日間で200名を越えました。

この木工教室では、コースターづくりのほか、バナナスタンド、箸づくりなど、5つのメニューを企画。バナナスタンドでは木を鋸で切り、箸づくりでは鉋で削るなど、参加者の皆さんは普段あまり使うことのない道具にあくせくしながらも、完成を目指して真剣に取り組んでいました。

東京木工場の職人たちが参加者の皆さんに適宜アドバイス
無事に作品が完成して喜ぶ姿に、職人たちも「ものづくり」の楽しさを改めて感じました

東京木工場の職人たちが参加者の皆さんに適宜アドバイス。無事に作品が完成して喜ぶ姿に、職人たちも「ものづくり」の楽しさを改めて感じました。

6年目の親子木工教室、屋台では夏を満喫

2012年7月28日と8月4日、東京木工場内にて、昨年に引き続き親子木工教室(昨年の様子)を開催しました。
今年で6年目となる今回は、参加した皆さんに、環境を考えるきっかけになればと考え、材料に桧の間伐材を使用しました。

木工教室開催中、木工場内には焼きそばやフランクフルト、かき氷の屋台も出て、参加した子どもたちは大喜び。親子で一緒につくりながら、時折ひと休みして食べたり、飲んだりしながら、コミュニケーションが一層弾む時間となりました。

6年目の親子木工教室、屋台では夏を満喫

※間伐材:密集化する森林の立木を間引く伐採で発生する木材のこと

2012年7月28日と8月4日、東京木工場内にて、昨年に引き続き親子木工教室(昨年の様子)を開催しました。
今年で6年目となる今回は、参加した皆さんに、環境を考えるきっかけになればと考え、材料に桧の間伐材※を使用しました。

今夏の木工教室・開催後記

東京木工場ではこれまで、多くのイベントで木工教室を開催してきました。企画において毎回心がけているのは、“短い時間で誰もが簡単につくれ、かつ木工を楽しめるもの”を用意すること。加えて、主な参加者の年齢に合わせて、作業の難易度を設定することにも気を配っています。

こうしたことを踏まえ、札幌国際大学・大学祭では、“大人も楽しめる”をキーワードに、以下のような作業内容で参加者の皆さんに作品をつくってもらいました。

バナナスタンド

バナナスタンド

各部材を鋸で切り分け、ケバを取り、最後の仕上げを行う

まな板

まな板

3種類の穴の大きさから好きなものを選び、紙やすりで仕上げ、塗装する

箸

小さい鉋で材料を鉋がけし、塗装する

コースター(単板貼り)

コースター(単板貼り)

9cm角のベニヤ板に3cm角の単板を貼り、塗装する

組み木コースター

組み木コースター
組み木コースター

6本の凹凸の付いた材料を組み合わせ、塗装する

どこまでを木工場側が用意し、どこからを参加者の方につくってもらうか、どのタイミングでどんなアドバイスをするか。今後も試行錯誤しながら、多くの方に楽しんでもらえる木工教室を企画していきます