清水建設では、人と自然の新たなかかわりを探し、谷津という貴重な環境を未来に残すため、
産官学民連携による「湿地グリーンインフラ」の再生を進めています。
今月は、先月同様、アメリカザリガニ対策と竹林整備を行ったほか、次の週に開催される谷津ウォーク2025での休憩場所として「竹ベンチ」を作成しました。しっかりと補強をしたので、安心して座ってもらえそうです。また、先日、社内研修の一環としてインセクトハウスを製作・設置しました。インセクトハウスとは、枝葉などを使って作る、人工的な昆虫のすみかのことです。しみず谷津のインセクトハウスは、湿地整備の過程で発生したヨシやオギ、アズマネザサ等の茎を使用して製作しています。設置してからまだ日が浅いですが、既にいくつかの穴に昆虫が入居してくれました。来年までにどれくらい虫が入ってくれるか楽しみです♪
次回活動日は12月12日(金)です。
お時間ある方は、ぜひ覗いてみてくださいね。



「八ツ堀」とは現地の小字名、「しみず」とは湧き水の別称、「谷津」とは台地が侵食されてできた谷地形を表す言葉です。
かつては稲作が営まれ、人と自然が適度にかかわり、持ちつ持たれつの関係が保たれていました。谷津という水がある環境は、水辺を必要とする動植物にとって不可欠な生息・生育の場です。

しみず谷津では、地表に降った雨水が約8年の歳月をかけて湧き水として地表に再び現れると言われています。

春にはセリやおたまじゃくし、夏にはカエルたち、サシバやカブトムシなど、四季をとおしてさまざまな動植物に会うことができます。

リビングラボとは、社会課題の解決を目指した空間や活動のことです。しみず谷津では、四季をとおしてさまざまな団体や組織の枠を超えて、「谷津」という環境を知っていただけるような活動を続けています。