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【第7回】小名浜港東港地区臨港道路航路部上部工事

プロジェクト概要

工事名称
小名浜港東港地区臨港道路航路部上部工事
発注者
国土交通省東北地方整備局
所在地
福島県いわき市小名浜港港内
設計・監理
国土交通省東北地方整備局
工期
3号ふ頭側2012年3月~2014年10月
人工島側2013年9月~2016年3月
構造・規模
5径間連続
PCエクストラドーズド橋
  • 橋長510m
  • 中央支間長120m

  • 福島県沿岸南部のいわき市に位置する小名浜港では、近年需要が増加する石炭などの調達・輸送機能の強化を目的に、国際物流ターミナル整備事業が進められています。
  • 同事業で整備される臨港道路(延長1805m)のうち、3号ふ頭と国際物流ターミナル(人工島)を結ぶ橋長510mの5径間連続PCエクストラドーズド橋※1の建設を当社JVが手掛けています。
  • 当橋梁の中央支間長は、当社が施工を手掛けた同形式の橋梁として最長の120m。地域のランドマークとしての役割も担っています。
  • 当橋梁の建設は、3号ふ頭側(237m)と人工島側(257m)の2工区に分けて進めています。橋の架設工法には、移動作業車を用いて、橋脚柱頭部から左右対象に主桁を張り出していく「片持ち張り出し架設工法」を採用。架設時の各施工ステップにおける主桁のレベルは、各種の荷重条件の他に、コンクリートの乾燥収縮やクリープ※2、日照などの影響を考慮した“上げ越し管理”を実施しています。
  • 今回の「the現場」では、日本の臨港道路の橋梁では初のエクストラドーズド橋となる当橋梁のダイナミックな現場の様子をご紹介します。
  1. エクストラドーズド橋:主塔と斜材で主桁を支える大偏心外ケーブル構造の橋梁。桁橋と斜張橋の利点を併せ持ち、景観に優れた橋梁形式とされる。
  2. クリープ:材料に一定の荷重が長時間作用することによって生じる変形や歪み。
2014年4月の架設状況。陸側(写真右側)が先に完成し、中央の閉合は約1年後となります。先に完成する側の主桁の先端は、その1年間の変位量を想定し、その分を上げ越しています。
斜材の架設状況。斜材を主塔から主桁に張り渡し、1本当たり約300tの緊張力を導入する
塩害対策として、鉄筋にはエポキシ樹脂塗装による防錆処理が施されている