シミズの投資開発事業 シミズの投資開発事業

投資開発事業トピックス

2021.02.01

名古屋市中区丸の内一丁目で大規模賃貸オフィスビル共同開発に着手~ニューノーマルを見据えた働き方に対応~

清水建設株式会社(社長 井上和幸)、富国生命保険相互会社(社長 米山好映)、清水総合開発株式会社(社長 星野道人)は共同で、名古屋市中区丸の内一丁目の「名古屋フコク生命ビル」および清水建設グループ所有の駐車場跡地において、延床面積約46,000m2の大規模賃貸オフィスビルの開発に着手します。

計画地では現在、富国生命が名古屋フコク生命ビルの解体工事を進めており、新築工事は清水建設の設計施工により2021年10月に着手します。竣工は、富国生命の創業100周年度に当たる2024年1月を予定しています。

計画方針

本計画では、開発コンセプト「多様な働き方に応えるオフィス」に基づき、人と建物をサポートするAI/IoT技術の導入等により、ニューノーマルの働き方を見据えたオフィス空間を創出するとともに、持続可能な社会の実現を目指し、次世代型オフィスビルの機軸となる環境認証「ZEB Ready※」以上の高い環境性能を備えたオフィスビル開発を推進します。

また、基礎免震構造の採用等のBCP対応、非接触技術や高機能換気システムの導入等の感染症対策にも注力し、名古屋を代表する先進オフィスビルを具現化します。

※ZEB(Net Zero Energy Building)は、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギー(石油や石炭、太陽光などの自然界から得られた変換加工しないエネルギー)の収支をゼロにすることを目指した建物のことです。ZEB Readyは、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物のことをいいます。

計画地の立地特性

計画地は、名古屋駅を起点に市内を東西に走る主要幹線道路「桜通り」に面した3方角地に位置しています。オフィスや商業施設が集積する名古屋駅からは、桜通り沿いに約1.2kmの徒歩圏にあり、名古屋市営地下鉄桜通線、同鶴舞線「丸の内」駅、同東山線「伏見」駅等の3駅3路線が利用できるなど、交通の便に恵まれています。

また、計画地は熱田台地の西端部に位置し、近年全国的に頻発する浸水被害の影響を受けづらい地域であることから、テナント企業の事業継続にも貢献できる立地となっています。

計画建物の特徴

外観は、名古屋旧来からの碁盤割の街並みより着想したもので、縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザイン化した、時代に左右されない端正なフォルムとしています。

1階から3階は完全自走式の駐車場とし、自動車を主たる移動手段とするテナント企業の事業活動をサポートします。

基準階専有部の面積は、名古屋市内で最大級となる約2,350m2(約710坪)を予定しており、レイアウトや用途の変更にもフレキシブルに対応できる無柱空間を提供します。その他、温熱環境をきめ細やかに調整できる空調システムや、親自然的な執務空間、大小様々な共用会議室やコワーキングスペースを提供し、多様化する働き方に対応します。

名古屋丸の内一丁目計画

計画概要(予定)

名称 (仮称)名古屋丸の内一丁目計画
所在地 愛知県名古屋市中区丸の内一丁目16番
敷地面積 約4,819m2
延床面積 約46,000m2(基準階専有部面積:約2,350m2
用途 事務所、駐車場
規模 地下なし、地上16階
構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造、基礎免震
事業主 清水建設株式会社、富国生命保険相互会社、清水総合開発株式会社
設計施工 清水建設株式会社
工期 2021年10月着工 2024年1月竣工
※詳細はこちら