振動問題へのSHIMZ Solution

事業に伴う様々な「振動影響」 周辺環境に適合した対策レシピで解消し 事業の安定・継続的な遂行を 事業に伴う様々な「振動影響」 周辺環境に適合した 対策レシピで解消し 事業の安定・継続的な遂行を

よくあるご質問

  • Q1

    計画建物での事業が、周辺にどのような振動影響を及ぼすのか心配です。

    A

    建物内の事業によって振動が発生する場合があり、その振動は周辺に伝わります。

    例えばホールやアリーナでは、音楽等に合わせて大勢が同時に動くことで振動が発生します。大型の設備機械等の稼働によっても振動が生じます。周辺への伝わり方は、振動発生源の性質だけでなく、地盤によって大きく異なってきます。元の振動が地盤によってさらに大きくなり、建物から遠く離れた場所へも振動影響を及ぼす場合があります。事業に伴う振動と地盤の性質を把握し、こうした振動影響の大きさを明らかにすることが必要です。

  • Q2

    周辺への振動影響によって、計画建物・事業に対しどのようなリスクが生じるのか知りたいです。

    A

    振動が周辺に伝わると、クレームによって事業が継続できなくなる場合があります。

    ホールやアリーナでは、音楽に合わせた人の振動が数百m離れたビルを揺らし、ビル側のクレームによってイベントの運用に制限を設けた事例もあります。このような事業停止リスクを解消するには、振動と地盤の性質だけでなく、振動を嫌う建物や事業者の有無などの周辺環境についても把握する必要があります。

  • Q3

    周辺への振動影響を解消するための対策方法にはどのようなものがありますか。

    A

    ①振動発生源のパワーを減らす、
    ②揺れを伝わりづらくする、

    この2種類に大別される、様々な対策方法・技術があります。
    建物と周辺の状況に応じて対策を選定し、また組み合わせる必要があります。

  • Q4

    「これさえやっておけば」という万能な対策法はないのでしょうか。

    A

    施設・事業に伴う振動影響は、建物と周辺の状況によって千差万別であり、適する対策方法もそれぞれ異なります。

    対策が逆効果となる場合もあり、万能薬はないといえます。専門的な知見を取り入れて地盤などの振動環境をしっかりと把握し、発生振動を減らす最適な対策を選定し実行することで、振動影響に伴う事業停止リスクを解消することができます。

「人工振動」は都市の
新たな社会課題
です

"振動影響"を解消することは事業の継続性に直結します
建物・地域に応じた「診断」「対策レシピ」の処方で
お客様の事業遂行を振動対策のエキスパートが支援します

人の動作、車や鉄道、工場の設備機器など、都市での営みがもたらす様々な人工振動は、地震や風とは異なる新たな社会問題となっています。

お客様が建物を事業目的に沿って十分に活用するためには、こうした振動影響の解消が必要不可欠です。

エンジニア

清水建設では、専門家の調査・解析によって、建設から運用までを通して建物と事業に伴って生じる振動を明らかにします。そして、周辺の多種多様な振動環境を紐解き、事業停止リスクを解消できるベストな対策レシピを処方。建物と土地で行える事業の可能性を最大限に拡げ、継続できるよう支援します。

事業停止リスク解消事業継続
のためのコンサルティング

清水建設の 振動対策ソリューション

3つのSTEPで振動影響を解消し事業継続を支援

  1. step1

    施設・事業で発生する
    振動の特性を把握

    計画する施設・事業の内容を詳細に確認し、発生する様々な振動の大きさや性質を洗い出します。
    また、建物の大きさや用途、使われている材料などを確認し、発生した振動が建物を伝ってどのように周辺に出ていくかを評価します。
    これらの組み合せを整理し、影響の確認と解消を必要とする振動を抽出します。

  2. step2

    周辺地域の振動環境を
    調査・みえる化

    建設時に通常実施する地盤調査に加えて、振動影響の観点から計画地と周辺の地盤を調査・測定・解析し、その性質を明らかにします。
    また、周辺の振動を嫌う施設や事業について調査し、事業内容・規模や計画地との位置関係を把握します。
    これらを整理しカルテとしてまとめ、周辺地域の振動環境を紐解きます。

    地盤・建物振動
    シミュレーションにより
    施設・事業の実行可能性を判定

    STEP1,2の情報によって、発生する振動と周辺地盤・建物を再現したシミュレーションにより、周辺への振動影響の大きさを評価します。その結果から、計画施設で事業を行うにあたっての対策の要否を判定します。

  3. step3

    対策レシピの処方

    STEP2までに得られたデータを総合的に活用し、様々な対策方法の中から適切なものを選び、また組み合わせて、最適な対策システムを導き出します。また、対策による効果をシミュレーションにより予測、施設・事業の実行可能性を最終評価し、振動対策レシピとしてまとめ、共有します。
    • 発生源のパワーを減らす

      SOLUTIONTECHNOLOGY
      ダイナミック・ライブ・フロア®
    • 振動を伝わりづらくする

      SOLUTIONTECHNOLOGY
      シミズ基礎地盤絶縁工法
    振動対策レシピとして共有

施設での事業遂行・継続を
サポート

CASE STUDY 取り組み事例

  1. 取り組み事例1

    エンタメ複合施設の事業継続性を確保

    ダイナミック・ライブ・フロア

    ホテルと劇場や映画館、ライブホール、ナイトクラブといったエンターテインメント施設からなる超⾼層複合施設で、ライブホール部のタテノリ振動への対策レシピとして「ダイナミック・ライブ・フロア」を適用しました。施設内の各用途、また周辺への振動影響の評価により、振動発生源のパワー自体を減らす対策が必要であることが判明。本技術の実装により建物周辺や建物内各用途への振動影響を解消し、施設の円滑な事業遂行を実現しました。

  2. 取り組み事例2

    音楽ホールでの振動対策効果を実証

    事例2

    「ダイナミック・ライブ・フロア」を適用した音楽ホールで、対策の効果を検証するためのタテノリ加振実験を実施しました。約1000人を動員して音楽に合せて実際のライブのようにタテノリしてもらい、その際の床の動きを計測。周辺敷地および隣接するオフィス・ホテルへの振動影響が十分小さいことを確認しました。その後、実際のライブでも振動計測を継続的に実施し、対策の効果を確認しています。