vol69
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小山 裕之総合設計制度の壁面線で囲われた不整形なエリアの中央に整形なワークスペースを据え、壁面線との余剰部分に階段やエレベータなどの共用空間を風車状に分散配置したオフィスである。共用空間をワークスペースと同様、天候や風景の変動を感じ取ることができる場とすることでオフィス全体がシームレスで連続性のある環境となる。オフィスには多人数のコラボレーションを想定した大きなテーブル、窓際には小さなミーティングスペース、オフィス中央にはコーヒー片手に立ち話もできるカウンターキャビネットなどが分散している。この風車のようなオフィスが編集者を多方向へいざない、偶発的で自由闊達なコミュニケーションを触発する。風車がコミュニケーションを触発する05vol.69排気排気外気外気ワークスペースワークスペース壁面線階段を利用した自然換気中間期における外気冷房社外クリエーターとのコラボレーションスペースコラボレーションスペース「大きなテーブル」ミーティングスペース「小さなデスク」カウンターキャビネット「立って集まるスペース」トランジット・コミュニケーションTransit Communicationチャット・コミュニケーションChat Communicationプライベート・コミュニケーションPrivate CommunicationワークスペースWork SpaceコラボレーションCollaboration

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