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宮城 佑輔ワークスペース四隅の組柱+メガトラスによるメインフレームと、分散する共用部のサブフレームにより、この非対称オフィスは支えられている。開放感のあるワークスペースを提供するために採用した3本の柱とXY方向のオイルダンパーからなる組柱は、水平力の8割を負担する集約化された耐震要素であり、柱の本数を最小化することに成功している。また、低層部の無柱空間を生み出すために最上階と3階部分にメガトラスを設けた。これらのメガトラスは鉛直荷重を上下半分ずつ受け持つのみならず、最上階トラスに組み込まれた鉛直方向のオイルダンパーにより、地震時における上下動の低減に効果を発揮する。非対称オフィスを支える構造システム立体骨組モデルによる固有解析結果架構モデル2次モード1次モードメガトラス3次モードオイルダンパー鉛直オイルダンパーCSブレース組柱(3本)04vol.69

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