vol69
36/49

女子美術大学 杉並キャンパス 食堂改修DNA MATERIAL WALL真白いキャンバスに見立てた大きな壁に一人一人の「私の色」=「DNA」を繋いでいく。たくさんの個性が集まる学校。その一つ一つは異なる個性だが、それらが塊になるとき一つの大きなムーブメントが生まれる。アタッチメントを単純にして、「DNA」を容易に取換え可能とし、生々流転のなかで常に新たなメッセージが描かれ伝えられていくことを願った。井筒 英理子美術大学のキャンパス再整備計画に伴い、既存校舎の一角を食堂に改修した。耐震壁や柱梁、天井をスケルトン現しで純白の空間にリセットし、学生とのコラボレーションを楽しめる仕掛け創りを提案した。学ぶ・育む・表現する、といった教育プロセスそのものを空間の一部として取り込んで見える化を試みた。 「教育プログラムを形に」を実現したプロジェクトとなった。瀧根 正温SDA賞2008入選34vol.69

元のページ 

page 36

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です