Q&Aで知る、 職種のギモン Q&Aで知る、 職種のギモン
Q&Aで知る、建築
「建築」職とは?
「技術のシミズ」の要となる
プロフェショナル集団
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A.私たちのミッションは、建物を安全かつ高品質に造り上げることを通じて、社会に価値を提供することです。施工管理を中心に、品質・原価・工期・安全・環境の5つの要素をバランスよく管理し、多くの関係者と連携しながらプロジェクトを推進します。街のランドマークとなる建物や、人々の生活を支える建築物を完成させることで、社会インフラの発展に貢献します。近年では、持続可能な社会を目指した環境配慮型の建築や、災害に強い建物へのニーズが高まる中、これらに応える技術力と柔軟性がますます求められています。また、建設現場においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が増しており、BIM(Building Information Modeling)やAI、IoTなどの先端技術を活用した効率的で精度の高いプロジェクト管理が必須となっています。私たちはこれらの新しい技術を積極的に取り入れながら、未来の「建築」を支える革新的なソリューションを活用するチカラも求められています。
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A.設計図面の中の建物を現実の形に造りあげるのが施工管理の仕事です。働く場所は建設現場が中心ですが、プロジェクトの段階によっては事務所での作業もあります。例えば、工事が始まる前には協力会社と打ち合わせを重ね、施工計画やスケジュールを立てる内勤業務が多くなります。そして工事が進む段階では、現場に常駐し、進捗管理や品質・安全確認、工程の調整などを行います。現場では計画通りに進まないことも多いため、その場に応じた柔軟な判断が求められます。
また、施工管理の仕事はただ建物を完成させるだけではありません。設計者やお客様、協力会社、職人の方々など、多くの関係者とコミュニケーションを取りながら、プロジェクト全体をスムーズに進める役割も担います。 -
A.最大のやりがいは、日々建物が形になっていく様子を間近に見て、感じることができることです。そして、自分が関わった建物が形となり、街に残り、多くの人々に利用される瞬間を目にした時、今までの苦労が良い思い出と変わり、成長感、充実感を得られることです。清水建設では、超高層ビルや商業施設、文化施設、公共インフラなど、国内外の大規模で多様なプロジェクトに携わることができます。また、清水建設の高い技術力を活かし、環境配慮型の建築や災害復興支援といった社会的意義の高いプロジェクトに携わる機会も多く、建築を通じて社会に貢献している実感を得られるのもこの職種ならではの醍醐味です。
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A.社内外の多くの関係者と密接に連携しながらプロジェクトを進めます。社内では設計部門や営業部門、設備部門などと協力し、設計意図の確認やお客様の要望への対応、施工計画の調整を行います。一方、社外ではお客様や設計事務所、協力会社(専門工事会社)、職人の方々、近隣の方々、さらに官公庁や自治体とも関わります。清水建設では国内外の大規模プロジェクトに携わる機会が多く、幅広い業種の専門家とコミュニケーションを重ね、意見を調整しながら一つの建物を完成させることが出来る点もやりがいの一つです。
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A.入社後、数年間に渡る充実した研修を通じて、建築の基礎知識や現場で必要なスキルを習得します。その後、現場に配属され、先輩社員や上司のフォローを受けながら施工管理の実務経験を積みます。キャリアパスとしては、施工管理のプロフェッショナルとして現場を牽引する道や、建築技術部門、図面や見積などの計画部門、設計部門や企画部門への異動を通じて専門性を広げる道など、多様な選択肢がある職種です。また、一級建築士や施工管理技士などの資格取得を支援する制度も整っており、スキルアップを積極的にサポートしています。さらに、定期的な異動や海外プロジェクトへの挑戦を通じて、多様な経験を積みながら成長できる環境があり、個々の適性や希望を尊重しながら、一人ひとりのキャリアを支援しています。
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A.建築は経験工学だといわれています。工事ごとに、そして担当する人により、工事のやり方や進め方、考え方などが異なるため、色々な経験を通してある程度の時間をかけて知識やノウハウを習得していく必要があります。ものづくりへのこだわり、常に学ぶ姿勢、成長意欲を持つこと、そして多くの関係者とコミュニケーションを通して、チームで協力して物事を進める姿勢や、責任感を持って仕事に取り組むといったマインドも重要です。学生時代に学んだ建築の知識は基礎として活かせますが、それ以上に、入社後の研修や現場での経験を通じて、必要なスキルや知識をしっかりと学ぶことが重要になります。そのため、専攻を問わず、意欲を持って学び続ける姿勢があれば活躍できる職種です。
Q&Aで知る、建築(生産技術)
「建築(生産技術)」職とは?
技術のプロフェッショナルへ、共に成長できるスペシャリスト集団
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A.私たちのミッションは、建築設計/建築施工と連携し、建築現場の品質/コスト/工期/安全/環境といった5つの要素を改善すべく仕事を進めることです。当部署は、その中でも建築プロジェクトの推進にあたり、建築技術の要として「品質確保」「技術の深化」「生産性向上に関わる施策の立案と推進」を図っています。特に近年では、建設現場においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が増しており、BIM(Building Information Modeling)やAI、IoTなどの先端技術を活用した効率的で精度の高いプロジェクト管理が必須となっていますが、それらを推進していく役割を担っています。
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A.建築現場の改善には様々な専門分野の人財が、分野の垣根を越えて協働することが必要です。私たちの部署では、建築だけでなく機械/電気/情報系など様々な分野の人財が活躍しています。具体的には、建築技術系は「プロジェクト協働」「高度技術への対応」「調査研究および技術開発」「技術標準類の整備・教宣」、機電系では「機械化施工計画」「施工機械開発」「デジタルファブリケーション」「デジタルマネジメント」、BIM系ではBIM推進に向けた「環境整備、開発、展開」「BIM人財育成」「全社プロジェクト支援」「最先端情報の収集、分析、展開」といった業務となります。内勤が中心ですが、プロジェクトによっては技術検討・開発した事項を現場に常駐し管理する場面もあります。
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A.清水建設では、高度技術力が不可欠な超高層ビルや商業施設、文化施設など、国内外の大小様々な規模で多様なプロジェクトを手掛けています。それらのプロジェクトに並行して数多く携われることが魅力の一つと言えます。それらプロジェクトに技術の要として携わることで、問題解決能力や技術力を向上させることができます。困難な課題をチームで協力して乗り越え、プロジェクトを完成させたときの達成感は格別です。
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A.私たちは、現場や設計、営業、技術研究所、調達など様々な部門との連携を図りつつ、建築技術のコアとして、建築プロジェクトに携わっていきます。
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A.建築だけでなく、様々な専門性を持った人財が活躍する私たちの部署では、多様なキャリアパスがあります。入社後は、充実した研修を通じて、建築の基礎知識や専門的なスキルを習得していきますが、その後は、技術対応業務だけでなく、他部門での研修や社外学協会活動、支店の建築関連部署へのジョブローテーション等を通して、シミズの技術の顔となるスペシャリストとして成長していきます。また、一級建築士などの資格取得を支援する制度も整っており、スキルアップを積極的にサポートしています。業務を通して、建築に関する高い専門性を身につけることができ、社会的にも評価される職場です。
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A.建築プロジェクトに携わっていきますので、もちろん、皆さんが学んできた専攻も活かせますが、それ以上に、入社後の研修や業務での経験を通じて、必要なスキルや知識をしっかり学ぶことが重要になります。そのため専攻を問わず、成長意欲があり、何事にも道筋を立てて行動ができること、また、物事をやり遂げるという姿勢が必要不可欠です。
Q&Aで知る、建築(見積・調達)
「建築(見積・調達)」職とは?
建築プロジェクトを支える
コストのプロフェッショナル
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A.見積は、当社が建設プロジェクトの総額を見積書として取りまとめ、発注者との契約に繋げる業務です。調達は、発注者と契約した工事について、専門工事ごとに協力会社に対し見積徴集、折衝を行い契約を締結します。建設会社にとって市場動向調査やデータ分析に基づいた正確なコスト算出は、プロジェクトの土台となるもので両業務に強く求められています。また建設業界の重要課題であるサプライチェーンの確保も重要な役割です。
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A.⾒積業務は、設計図を言語化し工事費を算出する仕事です。図面内容と共に当社技術基準と照らし合わせ、公共工事単価や他物件の実績等、様々な情報を勘案し、お客様に提出する見積書を完成させます。調達業務は、専門工事の特性を把握し業界動向や社会情勢などを勘案した上で、協力会社と折衝し価格を決定、契約を締結します。加えてサプライチェーンの構築・育成にも力を注いでいます。両業務とも社内外の関係者と連携し進めていきます。
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A.見積・調達業務とも一品生産である建物のコストに深く関わる業務であり、会社の業績向上に大いに貢献できる、非常にやりがいのある仕事です。自身が関わった建物が竣工した時の感動は格別なもので、大きなやりがいを感じられると思います。当社では大手ゼネコンならではの多種多様な案件に携わることができ、建築の専門知識やコスト知識をはじめ幅広く経験を積むことができます。その上で建築コストのプロを目指していただきます。
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A.見積・調達業務とも、社内外の多くの関係者と連携して業務を進めていきます。社外ではお客様、設計者、積算事務所、工事を担当する協力会社、社内では営業部、施工担当部署・現場、技術関連部署が挙げられ、多くの関係者とコミュニケーションを取りながら交渉・調整して業務を進めていく必要があります。特に見積部と調達部は、協力会社と直接交渉し、建築コストの実勢価格を共に扱う部署ですので密接な連携が欠かせません。
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A.入社後1年間は、東京本社において見積基礎研修(積算方法や基礎的な値入方法)、その後、調達実務研修を⾏います。2年目からは支店の見積部または調達部に本配属となります。一定の見積業務もしくは調達業務のスキルが身についたら、作業所に常駐し現場施工管理研修(1年間程度)を予定しています。本人の希望も考慮し、都度、見積・調達のローテーションを実施し、職務キャリアを積んでいってもらいます。
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A.見積・調達とも、多くの関係者と折衝・調整しながら、限られた時間内で業務をまとめる必要があります。コミュニケーション力や他者を説得できるプレゼン能力、スケジュール管理能力が重要なスキルになります。また、建設DX化を進め社会の変化にスピーディに対応する必要性が高まっていますので、データ分析・活用にフレキシブルに対応できる方を望んでいます。入社後の推奨資格は建築積算士、建築コスト管理士、一級建築士になります。
Q&Aで知る、意匠設計
「意匠設計」職とは?
0からの発想で建築を創る
エンジニアリングデザイナー
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A.私たちのミッションは、建築の創造を通じ、社会インフラとして人々の活動の場を提供することです。大規模なプロジェクトが多く、その品質、価値を高めることが重要になりますが、発注者の要望、価値観、社会的な課題は常に変化し、明確ではありません。何もないところから発注者と会話し、何を創っていくのか「形作る」ことが求められます。
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A.発注者との打合せを通じて、新しい建築への思いや抱えている課題を汲み取り、それらの実現に向けてスケッチ、パース、図面で提案と会話を重ねていきます。ときにクライアントの要望・課題は特殊で、世の中にないものであったりしますが、ゼネコン内には技術研究所、技術部など課題解決のための専門部署があり、そこと協働してアイデアを図面にまとめていきます。デジタルデザインを専門とする部署もあり、特殊な形状のスタディや、解析なども一緒に取り組むことができます。
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A.建築を作り上げるまでには数年かかりますが、ものづくりとして0から発想したものが都市スケールで実現・竣工した時の感動を感じることができることではないでしょうか。公共的な建築に携わることが多いため、完成した空間を大勢の人が使っているのを見るのは格別です。
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A.プロジェクト初期段階では、営業部門と共に発注者との打合せに出向き、建築計画やデザイン提案を行います。発注者も大手企業で建築専門に携わる方がいる場合があり、超高層建築、病院、工場など設計者側にも専門的な知識が求められます。ゼネコンでは、プロジェクトが進むに従い、徐々に施工部門との打合せが増え、設計段階でも造り方のノウハウを図面に盛り込むことが可能です。シミュレーション技術や3Dプリンタなど新しい分野の専門家と協働して作業することもあります。図面がまとまり、着工したあとは、自ら作成した図面の実現に向けて、幅広い専門業者や職人の方と打合せを重ね、設計者の意図を伝え、デザイン・品質を実現していきます。
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A.入社後半年間は、専門分野の基礎知識の習得を目的とする新入社員系統別集合研修があります。その後、建築用途ごとに構成された部署に配属され、先輩社員が教育担当となりOJTで業務に携わります。3年ごとに定期異動があり、2~3の部署を経験することができます。各年代で求められる役割や能力にあわせて、それをフォローする研修が定期的に開催され、設計基本知識・技術はもちろん、仕事全般の基礎を取得できる環境が整っています。また、2年目~3年目頃に3カ月間の現場研修があり、実際に建築が行われている現場で業務に携わることで、材料や造り方を目にし理解することで、設計スキルの向上につなげます。キャリアパスとしては、専門的な分野を追求する方もいる等、統合的な知識を活用する設計者以外の道もあります。
また、新入社員系統別集合研修期間中に約3ヶ月にわたっての学科試験対策カリキュラムを実施する等、一級建築士の資格取得を支援する制度が充実しています。さらに、希望者には海外研修や留学制度もあり、多様な経験を積みながらスキルアップを図る環境が整っています。 -
A.建築は一品生産であるため、敷地も発注者も様々で、社会からの要請も変化します。プロジェクトを経るごとに、設計者としてのスキルは確実に向上することを実感しますが、毎回新しい経験、知らない事象、課題があるため、興味をもって探求するマインドが大切だと思います。また、どのような建築にするのかを追求することは学生時代と変わらないのではないでしょうか。
Q&Aで知る、構造設計
「構造設計」職とは?
骨格をデザインするプロフェッショナル・エンジニア
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A.私たちのミッションは、集う人すべてが安心と安全を実感できる、豊かで楽しい空間を実現することです。近年では、頻発し激甚化する地震や台風などの自然災害に立ち向かうため、構造設計にはさらなる技術革新と創造力の進化が求められています。そのためにBIMやAIなどの最新の技術とリアルな構造実験とを組み合わせ、日々「何が本当に安全・安心か」を意欲的に追求し、社会に価値を提供すべく常に挑戦を続けています。
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A.私たちの仕事は、建物の骨格をデザインし、必要な情報を集約して設計図書として結実させ、それが設計通りに建設されることを確認することです。初期段階では、建物の特徴や敷地のハザード分析を基に、最適な構造形式を検討します。設計のコンセプトが固まると、最新技術や構造実験を駆使して詳細なデザインを決定します。建設が始まると、現場や工場に出向き、自ら作成した設計図通りに建物が完成しているかを確認します。設計から施工まで一貫して携わるため、ものづくりの最前線で活躍できる仕事です。
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A.構造設計のやりがいは、自ら設計した建物が形となり、社会インフラとして人々の生活を支えることにあります。清水建設では、超高層ビルや大空間スタジアム、木質建築等、最先端技術を用いた幅広い分野のプロジェクトに携わることができるため、大きな達成感を味わえます。また、設計から施工、竣工まで一貫してプロジェクトに関与できるため、自分のアイデアや技術が実際の建物に反映される喜びを感じられます。さらに、最新技術を駆使し、社会に具体的な形で価値を提供できる点も魅力です。
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A.近年、頻発する災害に対する発注者の備えの意識が高まり、専門家としての意見を求められる場面が増えています。設計段階では、意匠設計や設備設計との密なコラボレーションに加え、施工管理部門とも早期から連携し、質の高い建物をチーム一丸となって創り上げます。また、新しい技術や難しい課題に挑戦する際は、技術研究所と連携し、実験やシミュレーションを実施します。さらに、建築学会の委員会など社外活動にも参加し、社会全体で建築の質の向上に取り組むことも重要な役割です。
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A.入社後半年間は、専門分野の基礎知識の習得を目的とする新入社員系統別集合研修があります。その後、先輩社員が教育担当となり、OJTで業務を行いながら、各年代で求められる役割や能力にあわせて、それをフォローする研修が定期的に開催されます。設計基本知識・技術はもちろん、仕事全般の基礎を取得できる環境が整っています。キャリアパスとしては、入社6年目までを育成期間、そこから10年目までを自立実践期間とし、様々な用途の設計を経験することで、10年目以降に一流のプロを目指していただきます。
また、新入社員系統別集合研修期間中に約3ヶ月にわたっての学科試験対策カリキュラムを実施する等、一級建築士の資格取得を支援する制度が充実しています。さらに、希望者には海外研修や留学制度もあり、多様な経験を積みながらスキルアップを図る環境が整っています。 -
A.構造設計は、最新技術を駆使して進める職業であり、物事を論理的に考え課題を解決する力、新しい技術や知識を吸収する意欲が重要です。しかし、最終的に建物の骨格を形にするのは設計者自身の「こんなものを創りたい!」という気持ちです。そのため、建築への興味や柔軟な発想力、探究心が活躍の幅を広げます。また、建築のアイデアは多くの関係者との議論の中で生まれるため、学生時代から技術的な議論やチームでの協働を意識して取り組むことが役立ちます。入社後は、最新技術や実務を通じてさらに成長できる環境が整っています。
Q&Aで知る、原子力設計(構造・意匠)
「原子力設計(構造・意匠)」職とは?
国内外の電力事業を支える業界トップクラスの技術者集団
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A.エネルギー基本計画やGX2040ビジョンに定められているとおり、原子力施設の最大限活用、次世代革新炉(革新軽水炉・小型軽水炉・高速炉・高温ガス炉・核融合)の研究開発等の推進、サプライチェーン・人材の維持・強化というのが国全体の方向性となっています。安定供給と脱炭素化を両立する電源として、原子力の価値はあらためて見直されています。原子力設計職の社員は、シミズの原子力関連施設の設計・開発を担う部門である原子力・火力本部に配属され、技術開発、設計、維持管理、廃炉等の原子力関連施設に関する幅広い業務を通じて社会貢献し、原子力の安全確保とエネルギーの安定供給を実現するとともに、2050年のカーボンニュートラル達成に貢献しています。
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A.国内外の原子力発電所の新設建屋の設計、国内の既設建屋の耐震安全性評価を行うことが主な仕事です。世界一厳しい安全基準をクリアするため、耐震設計のみならず、竜巻や降灰に対する構造検討や、航空機衝突といったテロ対策に対する高い技術力が求められ、それらに関連する技術開発も行っています。基本的に東京本社の原子力・火力本部に配属され勤務しますが、電力会社への出向や現場支援などで本社から離れることもあり、設計だけではなく、発注側や現場施工などの経験を積めることも大きな魅力の一つです。
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A.原子力発電所の設計・建設といった大きなプロジェクトに設計技術者として携わることは、大手ゼネコンでしか実現ができません。また、地震動評価・意匠設計・構造設計・特殊解析・技術開発・廃炉といった様々な業務を一つの部門で実施できるところは社内でも類がなく、経験できる業務も多く、業務を通して幅広い技術スキルを高めていくことができます。さらに、お客様に対して研究開発業務を提案し、お客様や学識経験者と技術者目線の深い議論・検討を行いながら、この分野での専門家に成長していきます。
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A.社外では、お客様である電力会社、重電メーカーや国の研究機関とともに、設計業務や技術開発業務を進めていきます。また、原子力発電所の建設は、複数建屋を有する大きなプロジェクトで、同規模、同用途の建物の設計や施工を他の大手ゼネコンと同時に進めることになり、お客様から同業他社との技術力を比較される機会も多く、高い技術力を維持していくモチベーションにつながります。社内では、研究開発業務を技術研究所と共同で進めたり、施工支援として現場とも関わります。また、原子力設計で培った最先端の設計・解析技術で、原子力発電所以外の様々な全社プロジェクトに関わることもあります。
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A.新卒入社後3年目までに、設計本部による構造設計研修や原子力関連施設の建設現場での研修を含め、原子力・火力本部内の各部署をローテーションし、一通り業務を経験するとともに、部門内研修により業務に必要な基礎知識を習得します。その後は35歳までを目安に、本人の希望や適正に応じた配属とOJTにより、専門家としての素養を身に付けます。
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A.原子炉建屋は鉄筋コンクリート構造の建物が多いですが、鉄筋コンクリートに限らず、構造関係の専攻であれば、設計や評価に広く活用できます。また、一般建築物と比べ、計画から竣工にいたるまでの期間が長く、設計・施工の合理化にもじっくりと取り組んでいます。建屋の維持管理、廃止措置などの分野でも新たな技術開発、AIの活用を含めたデジタル技術の活用のニーズも高いです。このため、マニュアル通りに業務をこなすのではなく、自分で方向性を考えて取り組む業務も多く、探求心をもって課題に取り組む姿勢が重要です。
Q&Aで知る、設備設計(機械・電気・情報)
「設備設計(機械・電気・情報)」職とは?
建物に快適・健康で安全・安心な環境を融合させるエンジニアリングデザイナー
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A.私たちのミッションは、「持っている技術や知識を駆使して社会や発注者が求める機能(命)を建物に吹き込むこと」です。建物に機能を与えることで、そこに住まう人、働く人、集う人にとって価値ある環境を提供し、社会に貢献します。
近年では、持続可能な環境配慮型の建物や災害に強い建物、便利で使いやすい建物や管理が簡単な建物等、「未来」の地球環境に貢献し、一人ひとりの好みにあった快適な空間がある建物が求められています。そのような建物の計画に構想段階から関わり設計、施工、運用に至るまで、発注者、施工管理者(建築、設備)と専門工事会社等の関係者と力を合わせて、後世に残る建物を創り込んでいきます。 -
A.■共通
発注者と意見交換しながら頭の中にイメージしているものを導き出して、建物の使われ方、与条件整理、システムの構築を検証し、最終的に絵(図面)にし、さらに施工段階で具現化することが設備設計の仕事です。クライアントや諸官庁、意匠・構造、施工管理者、メーカー等、様々な人々とのコミュニケーションにより図面を作り上げていきます。イメージの具現化、提案資料作成、打合せといった図面を形にする前段階に時間をかけることが重要となります。■機械
快適な室内環境を提供する空気調和設備、生活に密着している給水・排水設備、安心安全な施設としての防災設備、生産・研究に不可欠なユーティリティー設備等の設計を行います。建物を使う方が快適・清潔・安全安心に過ごせる空間を提供するとともに、災害時のライフライン確保を含む持続可能な未来づくりに貢献します。■電気
建物の電力インフラや情報通信インフラなどを整備します。災害時でも機能を維持する建物のBCP計画に従い非常電源の計画や、太陽光や水素を利活用した創エネ、蓄エネ等の設備の設計を行います。また、自動火災報知設備や避難誘導に必要な設備(非常照明、誘導灯など)の設計も行います。■情報
建物内に情報通信プラットフォームを構築し、最新のIoT技術を駆使して建物内のエレベータ、自動ドア、空調換気、防犯カメラ、サイネージ、セキュリティゲート等をネットワークでつなぎます。画像や人流をAIで解析し最適な制御をすることで、省エネルギーの向上や一人一人の好みに合った空間を実現します。また、デジタルツインやエネルギー消費の見える化等により管理のしやすい建物を創ります。 -
A.■共通
発注者は、必ずしも建物計画のプロではありません。発注者に寄り添って会話を重ね、曖昧なイメージを具現化し、期待を超える提案を行うことにより、図面となり、施工され、完成します。設計者として自分が関わった建物が目の前に佇んでいることに満足感や充実感を感じます。■機械
建物の使い勝手・運用方法をきちんと整理した上で条件を満たすためのシステム構築を行い、計画した通りに環境が実現できているか、ZEB、低炭素化への取り組み、自然災害時のBCP対応等、建築を通じてお客様や社会に貢献している実感を得られることが、機械設備設計ならではのやりがいです。■電気
電機メーカーなどは業務が細分化していて商品の一部の部品にしか関わることができませんが、ゼネコンの場合は建物の構想段階から施工段階まで一気通貫で関わることができます。設計者自らが発注者と協議・プロポーサルをし、設計し創りこんでいく「想いを形にする」仕事です。そして完成した建物のスケール感と次の世代に財産として残すことにやりがいや達成感を感じます。清水建設の電気設備設計では、他社にない水素の利活用を可能にした建物を設計することができます。■情報
DXの劇的進化により人々の生活は大きく変化しています。今、建物にはIoTやAI技術を駆使して便利で快適なことなど様々な機能が求められています。清水建設は他社に先駆け「情報設備設計」の職種を創設し、建物のDX化に取り組んでいます。最先端技術を建物に導入し社会課題を解決し、快適で利便性が高く、時代の最先端を行く建物を創ります。そして完成した建物のスケール感と次の世代に財産として残すことにやりがいや達成感を感じます。 -
A.■共通
社内外の多くの関係者と密接に連携しながらプロジェクトを進めます。設計部内では、意匠設計、構造設計、機械設計、電気設計、情報設計がチームとして一つの建物の設計に携わります。清水建設では国内外の大規模プロジェクトに携わる機会が多く、幅広い業種の専門家とコミュニケーションを重ね、意見を調整しながら一つの建物を計画・完成させることが出来る点もやりがいの一つです。■社内
営業、施工管理(建築、設備)、エンジニアリング事業本部、さらに技術研究所とも連携し、施工方法の確認やお客様の要望への対応、設計図書への反映の調整を行います。■社外
発注者は製造業、不動産業、金融業など多岐にわたり、建物を設計する上での運用方法・使われ方・与条件確認・システム提案・図面説明等、きめ細やかな打ち合わせが重要となります。その他にも、設計・監理の業務に当たっては、設備メーカー、専門工事会社、さらに官公庁や自治体とも関わりながらプロジェクトを進めます。 -
A.新卒入社後半年間は、専門分野の基礎知識の習得を目的とする新入社員系統別集合研修があります。その後、先輩社員が教育担当となり、OJTで業務を行いながら、各年代で求められる役割や能力にあわせて、それをフォローする研修が定期的に開催されます。設計の基本知識・技術はもちろん、仕事全般の基礎を取得できる環境が整っています。キャリアパスとしては、入社6年目までを育成期間、そこから10年目までを自立実践期間とし、様々な用途の設計を経験することで、10年目以降に一流のプロを目指していただきます。また、新入社員系統別集合研修期間中に約3ヶ月にわたっての学科試験対策カリキュラムを実施する等、一級建築士の資格取得を支援する制度が充実しています。さらに、希望者には海外研修や留学制度もあり、多様な経験を積みながらスキルアップを図る環境が整っています。
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A.発注者の建物に対する「想い、要望」をいかに引き出すか、また自分のやりたいこと提案したいことをいかに伝えられるかというコミュニケーション力が重要となります。言葉で上手く伝えられなくても、提案資料の絵で、数字で、システム図で、図面で、意図を伝えることが重要です。学生時代のサークル活動やアルバイト経験等、充実した学生生活の中での人との繋がり、コミュニケーション経験が役に立ちます。建物の設計を遂行するうえで、建築の基礎知識、設備の知識も必要となりますが、入社してからの研修やOJTで学ぶことが可能ですので、学生時代の専攻が建築でなくても大丈夫です。何事にも興味があり好奇心旺盛で、社会貢献をしたいという人には向く職種です。
Q&Aで知る、設備施工
「設備施工」職とは?
建物に命を吹き込む
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A.建築設備の技術者として、建物のライフサイクルにおけるあらゆる場面で最適な解決策を提案し、お客様に"快適で機能的な建物"を提供することです。建築現場での設備工事を円滑に進めることに加え、竣工後の保全や維持管理までも視野に入れ、顧客ニーズに応じた使いやすい建物を計画・提供します。そのため、設備施工職では建築設備に関わる、電気・給排水衛生・空調・防災 といった幅広い分野の知識と技術を身につけます。
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A.①設備工事の施工計画立案、②設備協力会社の手配、③設備工事の管理・建築工事との調整、④お客様・設計者との打ち合わせを主な業務とし、建物内の設備工事を円滑に進めます。働き方には2つのパターンがあり、1つの建築現場に常駐して管理を行う場合と、複数の現場を巡回しながら管理を行う場合があります。それらは建物の規模によって変わりますが、常駐は工事全体の流れの理解を深めることができ、巡回は短期間で多くの現場を経験することができます。
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A.建築よりも少人数のメンバーで建物に関わるため、早い段階から責任のある仕事を任される機会があります。そのため、若いうちからお客様との打ち合わせや調整業務も経験することができ、自分の仕事が建物に直接反映されるやりがいを感じることができます。また、建物の設備は用途やニーズによって内容が千差万別。常に最新技術が要求され、機能の向上や高度化が求められる点は面白い部分であり、スーパーゼネコンだからこそ"最先端"に触れ、追究することができます。
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A.一つのプロジェクトである現場では、多くの関係者と連携して作業を進めます。お客様や設計者との打ち合わせで顧客ニーズや設計の意図を把握し、施工計画に反映します。日々の施工管理では、各設備の専門業者と現場作業に関するやり取りを行うと共に、建築施工職とは作業範囲や搬入調整など綿密な打ち合わせが必要になります。また、長い歴史のある当社に蓄積された知識や最新情報を得るため、設備技術のプロフェッショナルである技術部にサポートを受けることもあります。
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A.入社後は現場で先輩のもと設備工事を一つずつ学び、約10年かけて設備工事の管理や運営の経験を積みます。その後は、計画段階での原価検討~竣工~保全までプロジェクト全体の管理を担い、社内外多くの関係者との折衝を行う設備の工事長を目指して欲しいと考えます。そのために、各年次で必要となるスキルを取得できる研修を用意しています。グローバル職で新卒入社された場合は、6年目に定期交流が1度あります。
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A.設備工事の分野は幅広く、多様な工学技術や知識、資格が求められる仕事です。特定の学問だけで成り立つものではなく、学校で学んだ知識に加え、社会人として新たに学ぶことを組み合わせ、総合的なエンジニアリング能力を身につける必要があります。決して入口が狭いのではなく、幅広い学科の方々に挑戦していただける職業であり、どの分野からでもスタート可能です。「建築設備」に興味がある人、ものづくりが好きな人、大歓迎です。
Q&Aで知る、土木
「土木」職とは?
暮らしのそばに、
じつはドボク
未来を築くエンジニア集団
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A.土木はCivil Engineeringと言われ、人々の暮らしの基礎を整備するものです。人々が当たり前の生活を当たり前に送れるように、安全安心な生活を提供するために、あらゆる社会資本の整備に挑戦しています。高い技術力で常に挑戦し続け、道路、トンネル、橋、鉄道、ダム等の建設を通じて、国内にとどまらず世界中の社会インフラを支えています。
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A.「土木施工」は道路・橋梁・トンネルなどの社会基盤の整備にあたり、最前線で「ものづくり」の管理を行います。具体的には、工程や施工方法など「工事をどのような方法で完成させるか」について施工計画を立案。それに基づき、協力業者に指示を出し、品質・コスト・工程・安全・環境の各面を管理しながら工事を進めていきます。
また、内勤部署として「土木技術・設計」があり、施工検討および解析業務から本設構造物の設計などを行います。また、施工中の現場の支援、特に土木構造物の施工を支援する際は、土や水などの自然が相手なので、必要に応じて調査から解析、修正設計までを担います。 -
A.「社会基盤づくりの担い手」ともいえる、誇りある仕事ということです。また、見る者を圧倒する大迫力も魅力です。プロジェクトに携わる大勢の人とともに、ひとつのものをつくりあげる達成感。困難と向き合いながら磨かれていく、 自らの技術や人間力。そして、 この手で世界を支えているという、 確かな実感。この壮大なものづくりが「土木」の醍醐味です。
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A.現場と社内関係部署、社外関係者等、多くの人と1つになりプロジェクトを進めます。現場の施工管理担当、機械・電気担当、現場事務担当などと社内の営業担当、土木技術・設計担当などと清水土木一丸となり、社外の発注者、協力会社、職人の方々、近隣の方々、さらに官公庁や自治体とも関わります。プロジェクトに携わる大勢の人と円滑なコミュニケーションをとりながら、ひとつのものをつくりあげる達成感を皆で得られることもやりがいの1つです。
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A.OJT制度を中心に基礎技術能力や専門技術能力、マネジメント能力を段階的に習得していきます。土木は工種が幅広いため、個々の適性・希望を考慮し、約10年目で自立する技術者となり、組織の中核として総合的な判断のもと業務を行えることを目指します。また、定期交流制度として新卒入社からの4年間のうち、2年間の現業勤務を必須として、2部門(土木国際支店への現業配置は入社3年目以降に実施)を経験します。その後5年目以降に、全社最適配置の観点から適性・経験・希望等を考慮し、個別配置を実施します。
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A.土木という営みは、思うままにはならない自然を相手にするため、いかなる時も冷静で柔軟な対応ができることが大切です。そのためには土木技術の知識や経験が必要となり、入社後に向上⼼を持って自ら積極的に取り組み学ぶことが必要となります。チームワークを⼤切に仲間と協⼒しながら取り組めること、⽬標を達成できる推進⼒があることも大切です。
Q&Aで知る、土木機械・電気
「土木機械・電気」職とは?
機電技術で支える、
土木の新時代
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A.道路、トンネル、橋、鉄道、ダム等、人々の暮らしを支えること、また、人々が安心・安全・快適に暮らせる未来づくりを提供することです。高い技術力で常に挑戦し続け、国内にとどまらず世界中の社会インフラも支えています。
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A.「土木機械・電気」は、土木分野では大型機械の導入や大容量の電気使用もあるため、これらに関する技術的な検討や現場での機械の調達、電気設備の計画など、施工設備の管理を行っています。具体的には、現場のニーズに合わせ、機械・電気技術による新工法の開発や施工の合理化を図ったり、それに関わる施工機械の開発を行う仕事と、実際現場でタワークレーンやコンクリート製造設備、電気設備などの施工設備の施工計画の立案・管理を行う仕事があります。
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A.「社会基盤づくりの担い手」ともいえる、誇りある仕事であるということです。そして、どんな建造物もオーダーメイドで規模も大きく社会の役に立つのが醍醐味であり、「大きな機械で大きなモノづくり」をする世界がゼネコンのロマンです。また今後、建設現場の省人化・自動化が進む中で、土木現場における機電職はより重要になっていくと考えています。
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A.現場と社内関係部署、社外関係者等、多くの人と1つになりプロジェクトを進めます。現場の施工管理担当、機械・電気担当、現場事務担当などと社内の営業担当、土木技術・設計担当などと清水土木一丸となり、社外の発注者、協力会社、職人の方々、近隣の方々、さらに官公庁や自治体とも関わります。プロジェクトに携わる大勢の人と円滑なコミュニケーションをとりながら、ひとつのものをつくりあげる達成感を皆で得られることもやりがいの1つです。
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A.新卒入社10年目までは希望に応じて外勤と内勤をローテーションしつつ適性を確認します。その後、個々人に合わせて、機電の現場専門家や内勤を希望する方は現場の機電統括責任者や技術開発、電気設計などのスペシャリストとして現場を支えていく一方で、現場管理を希望する方は現場の工事長や所長を目指していきます。土木機電職では目指す先が多岐にわたっているのが特徴であり魅力の一つです。
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A.土木という営みは、思うままにはならない自然を相手にするため、いかなる時も冷静で柔軟な対応ができることが大切です。機電職であっても土木の基礎知識など、入社後に向上⼼を持って自ら積極的に取り組み学ぶことが必要となります。チームワークを⼤切に仲間と協⼒しながら取り組めること、⽬標を達成できる推進⼒があることも大切です。
Q&Aで知る、土壌環境エンジニアリング
「土壌環境エンジニアリング」職とは?
未来を耕す、土壌環境のイノベーター
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A.私たちのミッションは土壌汚染対策を通じて、社会に価値を提供することです。土壌環境事業部では土壌汚染対策における初期の相談から、土壌の調査・対策・保全、そして土地活用にいたるまで、一貫したサービスを提供することで持続可能な社会の実現に貢献します。近年、土壌汚染は環境問題にとどまらず、土地利用の阻害、不動産価値の低下等、社会経済問題として、その影響が拡大、複雑化しています。また、現在規制はされていないものの人体への有害性が指摘されている物質への対応や東日本大震災により発生した放射性汚染土壌の減容化などニーズも多様化してきており、これらに応える技術力や対応力が求められています。
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A.土壌環境事業部には3つの部(工事部、調査計画部、技術部)があり、部によって仕事の内容が異なります。工事部は汚染土壌の浄化対策工事を行う部で、土壌汚染に対する対策工事の計画から施工まで、一気通貫で行います。建築工事に付随する比較的短期の工事は、現場には常駐せずに、スポットで進捗管理を担います。日本全国の案件に対応するため、出張も多いです。長期にわたる大型の対策工事については、現場に年単位で常駐し、現場の安全・品質管理や、進捗管理を担います。現場では計画通りに進まないことも多いため、その場に応じた柔軟な判断が求められます。調査計画部は、サイトに土壌汚染が存在するか確認するための土壌調査を行う部で、調査の計画から実施、行政報告まで行います。調査地点や深度の決め方は法律で細かく定められているため、法律の深い知識が求められます。調査を実施する際は、現場で品質・安全・工程管理を行いますが、計画書・報告書作成は内勤業務となります。工事部と同様、日本全国の案件に対応するため、出張も多いです。技術部は、汚染土壌の浄化技術を開発する部で、当社の技術研究所や大学と連携しながら、研究開発の進捗管理を担います。文献や特許調査、環境浄化市場の動向を調査しながら、今後ニーズが出てくるであろう浄化技術を見定め、当社独自の技術を開発することで、技術的な競争力の強化を図ります。内勤が基本となりますが、ときには出張で共同研究先や現場を訪問することもあります。
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A.ゼネコンならではの大規模案件に設計がまだ固まっていない計画初期から参加することができます。土壌汚染の状態によって工法の変更が必要になることがあるためプロジェクトの工程を左右する重要な業務を担っており、そのような大規模案件に若手のうちから関われる醍醐味があります。また、お客様と直接話す機会も多く、土壌汚染に関する疑問や悩みをお客様の立場で解決策を提案しています。その過程でお客様との信頼関係ができ、別の場所での土壌汚染調査や対策が必要になったときにお声がけいただけると、前回はいい仕事ができたんだなと思い、エンジニアとしてもやりがいを感じます。
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A.社内では、プロジェクトの初期段階で建築や土木の営業部門、設計部門と協力して計画を立て、施工段階では施工管理部門と連携し、適切に汚染土壌の浄化対策を実施します。また、社外ではお客様、官公庁・自治体、近隣住民、パートナー企業の方々と関わります。汚染土壌を扱うため、プロジェクトは法律に基づき、関係者の理解を得ながら適切に進める必要があります。若いうちから汚染土壌の専門家として、関係者との調整や交渉を行い、プロジェクトを成功に導く力を身につけることが求められます。責任感が必要ですが、その分非常にやりがいがあり、成長を実感できる職種です。
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A.新卒入社後の最初の半年は、建築現場研修を通じて、建築工事の施工管理を経験します。土壌汚染対策は建築工事に伴って実施するケースも多いため、建築現場での業務や、工事工程を理解することは、土壌汚染対策を実施する上で非常に重要です。建築現場研修後は、土壌環境事業部に配属され、先輩社員や上司のフォローを受けながら、土壌環境事業部での実務経験を積みます。キャリアパスとしては、工事部、調査計画部、技術部に数年ごとにローテーションで配属されるため、多角的な視点を持った土壌環境エンジニアとして成長できる環境があります。
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A.土壌環境事業部の対象としている土壌・地下水汚染は、土壌や地下水の知識はもちろんのこと、化学や物理、時には生物の知識も必要となる等、非常に幅広い分野の知識が必要です。さらに土壌汚染対策法という法律の深い知識と理解も必要であり、業務に必要な知識はその大半を会社に入ってから学ぶこととなります。したがって、学生時代の専攻や専門性よりも常に新しいことを学び自分のものにしていく向上心がより重要です。
Q&Aで知る、プラントエンジニアリング
「プラントエンジニアリング」職とは?
生産施設・物流施設を計画・建設するエキスパート
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A.私たちが建設した工場から出荷される製品は、食品、医薬品、化学品など多岐にわたります。また、昨今の急激な社会情勢の変化や法規制強化により、安定供給や早期立上げ、少量多品種生産など、お客様ごとに工場建設の目的は異なります。私たちプラントエンジニアのミッションは、お客様それぞれのニーズを的確に捉え把握し、工場のあるべき姿をお客様とともに創り上げることを通じて、社会の喫緊の課題解決や豊かな生活に貢献することです。
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A.生産設備や物流設備、水処理設備など工場を構成する各種設備を企画・提案することからスタートして、その後、設計、工事、試運転調整を行って実際に工場が稼働するまでが私たちの仕事です。そのため、プロジェクトの前半に当たる企画・設計フェーズでは内勤業務、後半の工事・試運転フェーズでは現場管理業務が中心です。内勤・現場の両方で活躍できる職務内容は、プラントエンジニアリング業界の中でも特徴的な部分です。
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A.当社のプラントエンジニアリングの仕事の魅力は、企画・提案から設計、工事、試運転調整まで一貫してプロジェクトに携わることができる点にあります。レイアウト構築などの概念設計から機器の詳細設計、現場管理、試運転調整に至るまで幅広い業務を担当することで、自分が手がけたと胸を張って言えることがやりがいです。自分が設計したものを自分で工事して、目の前で完成していくことを実感できることは、他では味わえない醍醐味です。
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A.工場建設は、お客様にとって大きな投資になるため、お客様に納得していただけるまで説明を行う必要があります。初めのうちは、なかなか思うような説明を行うことは難しいですが、熱意を持って考え抜いた資料は、お客様にも伝わり、信頼関係が構築されていくため、自信にもつながります。また、我々プラントエンジニアが工場全体を理解していることもあり、時にはお客様に成り代わって社内の関係部署(意匠設計、構造設計、設備設計、建築施工、設備施工)に必要な仕様を要求しながらプロジェクトを推進します。
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A.若手社員時からプロジェクトメンバーとして、主体的に案件に携わることができます。プロジェクトメンバーとして、設計・工事・試運転調整に携わり複数案件を経験した後、プロジェクトリーダーとしてプロジェクト全体の運営を担っていく場合もありますし、設計責任者・現場管理責任者として案件に携わるキャリアもあります。設計から工事、試運転調整まで一気通貫で行っているからこそ、自身でどのようなキャリアを目指すか選択できることが魅力です。
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A.プラント建設では機械や化学、電気などの幅広い分野に対する知識が必要となるため、ゼネラリストとして働きたい人に向いている職種です。自身が専攻していた分野の原理や用語は入社後も役に立ちますし、入社してからは、他分野の専門知識に加えて、建築に関する知識も必要となるため、入社後学ぶことの方が多いと思います。
Q&Aで知る、新エネルギーエンジニアリング(施工・開発)
「新エネルギーエンジニアリング(施工・開発)」職とは?
新たなエネルギーの可能性を切り拓く、清水建設の挑戦
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A.私たちのミッションは、政策目標である2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの発電量割合の向上に貢献することです。
施工部門は、陸上風力発電所の建設が主な事業ではありますが、今後は洋上風力発電所の建設事業も増えていく見込みのため、これらに応える技術力が求められています。
開発部門は、太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギー発電施設の開発や運営を行うとともに、CO₂「ゼロ」のグリーン電力小売事業などを行っています。 自社運営の発電施設や外部から調達した再エネ由来の非化石電力やグリーン電力証書等を組み合わせ、お客様の多様な環境ニーズに合わせたソリューションを提供することが求められています。 -
A.施工部門は、太陽光発電や風力発電(陸上・洋上)といった再生可能エネルギーの発電所の建設に関する業務が主な仕事です。まず、計画・設計段階では、本社にて、発注者との調整(契約協議、仕様検討等)、メーカーとの調整、部材の輸送・建方に関する計画、自家用電気工作物の工事計画届等の許認可手続き等を行います。国内外での案件に対応するため、出張も多いです。発電所の施工段階では、発電所建設地付近の現場事務所に常駐し、近隣住民の方々への工事の説明、所轄官庁への各種届出、施工計画の立案、安全・品質の管理、原価の管理、発注者への進捗報告、発電所の使用前自主検査の対応等を行います。また、洋上風力の施工段階においてはSEP船上での施工管理業務・運航業務にもチャレンジできます。風車設備が海外メーカーとなるため、契約書やマニュアルが英文表記で、海外の方が技術指導員として現地に派遣される等、やりとりを英語で行うことが多いです。
開発部門は、事業者の立場から、案件の掘り起こし、事業計画、工事、運転後のプロジェクト管理まで、事業全体に携わります。再生可能エネルギー発電所の開発事例として、太陽光発電所を中心に、農業と一体となった営農型太陽光発電所、木質バイオマス発電所、水力発電所、施工中の風力発電所があります。また、新規ビジネスの創出として、水素利活用に関する事業開発を行っています。 -
A.この職種の醍醐味は、プロジェクトに一貫して携わることができることです。そのため、再生可能エネルギーに関わる様々なプロジェクトに携わり、経験を積むことができます。
施工部門では、風力発電所建設工事の施工段階で、全長100mを超える巨大な風車が徐々に形になっていく様子を見られるため、スケールの大きさを実感することができます。また、地域のランドマークの役割も果たすことになる発電所を建設することにやりがいを感じられます。陸上風力発電においては、50m以上もあるブレード等の風車部材を既存の道路を使用して建設地まで安全に運搬するために、信号機や電柱の移設、交差点の拡幅等が必要となります。多岐にわたる関係者との調整を実施するため、苦労もありますが、無事に、風車部材を運搬することができた際には、達成感が得られます。洋上風力発電については、自社でSEP船を所有・運営しており、海外での洋上風力発電所建設プロジェクトにも活用されています。SEP船の運営により得られた知識・ノウハウを自社で発電所を建設する際にも活かすことができることが当社の強みです。
開発部門では、事業者の立場として事業に関わるため、施工だけでなく、案件の掘り起こし、事業計画、工事、運転後のプロジェクト管理まで一貫して携わることができることが醍醐味です。 -
A.施工部門は、社内においては太陽光や風力といった再生可能エネルギーの発電所建設地を管轄する当社支店の土木部門と連携し、設計から施工まで協力して、発電所を作り上げます。社外においては、発注者である発電事業者様からの要望に応じた仕様検討、見積作成、進捗報告等の業務を行います。他にも現場では、電気工事会社、部材の運送、組立を行う会社、地元の建設会社など、様々な関係者と関わりがあります。
開発部門は、得意先を担当している本支店の営業部や、施工に関しては建築部、土木部、エンジニアリング事業本部、また、事業収支に関わる相談は財務経理部署など、社内のあらゆる部署と連携を図りながらプロジェクトを進めていきます。多くの人を巻き込みながら仕事をすることが魅力の1つです。また発電所が立地する地域の方々や事業開発・施工・監理に関わる地元の協力企業との連携も大切です。 -
A.施工部門においては、新卒入社後最初の半年間は、建築現場研修や全体研修を通して、建築工事の施工管理を経験します。その後、新エネルギーエンジニアリング事業部に配属となります。新エネルギーエンジニアリング事業部では先輩社員や上司と協力し、設計から施工まで幅広い業務を経験し、プロジェクトマネージャーとして活躍できる人財を目指します。設計・施工どちらの業務も経験することができるため、ご自身のスキルや環境に合わせたキャリアを形成することができます。
開発部門においては、能力開発について個人の特性を考慮しながら、設計、設備、情報、エンジニアリングなど他部門での研修、建築施工を現場で経験する作業所研修などを踏まえキャリアパスを築いていきます。 -
A.施工部門では、発電設備や電気・通信設備を扱うため、機械・電気・通信の知識が活用できます。また、発電所建設には土木造成が伴うため、土木に関する知識、洋上風力発電所では船舶・海洋の知識も活用できます。プロジェクトを遂行するにあたり、様々な関係者と調整する事項が多いため、調整を漏れなく行える管理能力、関係者とのコミュニケーション力、分かりやすい資料を作成する力等が必要となります。入社後に、OJTを通じて、EPC契約、原価管理、施工計画等に関する業務知識を身に付けることができるため、意欲的に学ぶ姿勢が大切になります。
開発部門では、文理問わずさまざまな経験を持つ⼈たちが活躍しています。新規事業を担う仕事なので、困難に挑戦する志、起業家マインドを持った人は大歓迎です。
Q&Aで知る、情報エンジニアリング
「情報エンジニアリング」職とは?
IT×建物=未来のインフラをつくるしごと。
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A.私たちのミッションは、様々な情報システムを通じて建物の効率的な運用をサポートし、さらには建物の長寿命化に伴い、ビルの価値を維持・アップデートしていくことです。提案、開発、施工管理、保守と一気通貫でお客様に寄り添うことでお客様のニーズをキャッチアップし、建物の竣工後も運用の変化や技術の進歩を踏まえて、よりよい建物を提供することが求められています。
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A.建築部門は営業、設計、施工管理がそれぞれ別部門に分かれていますが、私たち情報ソリューション事業部は提案、開発、施工管理、保守がすべて同じ事業部内にあり、全員がすべての業務を経験できることが魅力だと感じます。営業はお客様のもとへ足を運んで、システムの更新提案や最新技術を用いた運用の効率化などを提案・受注します。開発は技術の進歩に伴い、どのような技術を連携させることでお客様に新たな価値を提供できるかを検討し、技術開発を行います。施工管理は建築部門と一緒になり、主に弱電設備と呼ばれる設備の工事計画、施工管理を行います。こうして多岐にわたってプロジェクトに関わることができるため、お客様への課題解決はもちろん、自身の成長にも繋げられます。
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A.大規模なものづくりに携わることができることはもちろんのこと、業務範囲が広い分一人ひとりの裁量が大きく、若いうちからプロジェクトの主担当を任され、自身の成長に繋げられることです。ものづくりの基本である品質管理はもちろんのこと、工程管理や予算管理もすべて任されるため、自分のプロジェクトとして責任感を持って取り組むことができ、その結果お客様から感謝の言葉をいただくと、このプロジェクトをやってきてよかったという大きな達成感につながります。
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A.業務範囲が広いという点、個人の裁量が大きいという点から関係者も非常に多くなります。まず、プロジェクトを進める上では、お客様、社内の他部門と協力し、プロジェクトを進めていきます。一方で、ものづくりは一人では成しえないので、施工を担当してくれる施工会社、システム連携の技術調整をするためのメーカー技術者とも関わりがあります。年齢や性別、専門とするジャンルも様々な方とコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを進めることになります。
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A.新卒入社1年目は全体研修、現場研修を通じて、建築の基礎知識や現場で必要なスキルを習得します。その後は3年周期で開発、施工管理、保守を経験し、適性を見定めていきます。キャリアパスとしては大きく分けると2つあり、プロジェクトの上流である提案や開発業務を専門とする道と下流である施工管理、保守を専門とする道です。どちらもお客様に良いものを納めるという基本的な考え方は変わりませんが、必要となる知識が異なるため、3年間のローテーションを経て個々の希望を踏まえながら、キャリアを形成していきます。
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A.様々な人と協力してプロジェクトを進めていくという点でコミュニケーション能力は非常に重要だと思います。コミュニケーション能力というのはなかなか想像しにくいですが、様々な人と分け隔てなく会話ができる、なにかあれば積極的に声かけ、相談ができるというイメージを持っていただければいいかと思います。また、関連する技術の進歩は目まぐるしく、日々新しいことに挑戦しています。その点で、専攻を問わず、意欲を持って学び続ける姿勢があれば活躍できる職種です。
Q&Aで知る、情報システム
「情報システム」職とは?
建設×IT=無限の可能性。
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A.ITの専門知識や技術を活かして建設業界特有の課題を解決し、業務効率化、品質向上、安全性確保、コスト削減を実現し、DXを推進することで、建設業の持続可能な成長と競争力強化を支えることです。
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A.社内のITに関する課題に対し、エンジニアとしてだけではなく、プロジェクトマネージャーとして、社内関連部署、外部ベンダーやエンジニアなどと協力し、企業内活動を効率化する最適策を導き出す役割を担っています。システム化企画や要件定義、ベンダー選定、展開計画や教育計画の策定、予算管理、進捗管理など、プロジェクトの全ての段階に携わることができます。
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A.ITの力を使って「建設業界」という社会に大きな影響を与える分野を支えられることです。例えば、建設現場の効率化を実現するシステムを開発したり、データや生成AIを活用して新しい働き方を提案したりすることで、現場の生産性や安全性を向上させることができます。自分のアイデアや技術が形となり、建物やインフラを支える現場で実際に役立っていることを実感できるのは、大きな醍醐味です。自分が携わったシステムが会社全体の成長や社会の発展に貢献していると感じられる瞬間は、この職種ならではの大きなやりがいです。
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A.関わる人の幅がとても広いのが特徴です。例えば、他部門の社員(支店のスタッフを含む)や、プロジェクトを一緒に進める協力会社の方々、さらにシステム開発や運用をサポートしてくれるITベンダーの方々とも連携して仕事を進めます。こうした多くの人と関わることで、建設業界全体を支えるシステムの重要性を実感できるだけでなく、コミュニケーション力や調整力も自然と身につけることができます。
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A.幅広い経験を積むことができるのが特徴です。入社後は、ITやシステムに関する基礎的な研修はもちろん、建設業界特有の業務や技術を理解するための研修(現場研修)も用意しています。また、自分のキャリアを後押しするために、専門スキルを深める研修や、プロジェクトマネジメント、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する研修など、多岐にわたる内容が整っています。こうしたサポートを通じて、将来的にはシステムのスペシャリストとして活躍するだけでなく、ITを活用して会社全体の業務改善やDX推進をリードするようなキャリアを目指すことができます。
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A.建設会社の社内SEとして働く上で、業務に必要なスキルや知識は、入社後の研修や実務を通じてしっかり学ぶことができます。社内研修だけでなく、専門的なスキルを習得するための社外研修も充実しており、ITやシステムに関する幅広い領域を学べる環境が整っています。そのため、入社前に高度な専門知識を持っている必要はありません。ただし、学生時代にプログラミングやデータ分析などのITスキルを学んでいたり、課題解決やチームでのプロジェクト経験があると、実際の業務に活かしやすいでしょう。また、建設業界に興味を持ち、ITを活用して業界を支えたいという意欲があることが、大切なポイントです。
Q&Aで知る、開発計画・不動産開発
「開発計画・不動産開発」職とは?
地域のまちづくりの担い手に寄り添い「まちづくりの想い」を実現する集団
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A.約220 年培った総合力を活かしながら、時代を先取る「進取の精神」のDNA を引き継ぎ、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルの観点から社会課題の解決に向き合い、総合力を活かして多方面のエリアで地域のまちづくりの担い手の「まちづくりの想い」を実現することです。
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A.清水建設社内の多様な分野の専門家や事業推進に関わる様々な社外関係者と協働しながら、まちづくりに関わるプロジェクトを推進します。初期段階から社内連携をスムーズに行い、プロジェクトの状況に応じて柔軟にお客様の悩みを解決しながらプロジェクトを推進していきます。土地利用・交通・環境・事業スキームなどのプランニングや関係者調整、事業構築シナリオを検討すると同時に、社内外連携の中核を担っています。
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A.地域に寄り添いながら広範な社会課題の解決に携わることができ、最先端の技術を実装し更新しながら社会基盤づくりに主体的に関わることができます。まちづくりのあらゆるステージでプロジェクトの中核となって事業を推進し、プロジェクトを成し遂げることが、やりがいであり、醍醐味です。
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A.配属可能性がある5つの部門・部署で関わる全ての案件は、複雑な条件が絡み合っており、特定のお客さまだけでなく、行政・地権者・コンサルタント・デベロッパー・設計事務所等の様々な関係者と仕事をすることが多いです。また、社内では、営業、設計、施工、技術・エンジニアリング、投資開発など、関連部署と連携を図り、全社を挙げた総合的なソリューションを提供できるよう日々の仕事に向き合っています。
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A.現場研修を経て、開発に関わる5つの部門・部署を経験します。ローテーションをしながら幅広い経験を積み、ローテーション後、5つのうち1つの部門・部署に本配属されます。キャリアを積みながら必要な技術を習得する社内外での研修をはじめ、グローバル人財となるための海外留学や、幅広い知識取得、人脈形成を目的とした大学院での修士号取得などを通じ、開発のプロフェッショナルとなるための着実なスキルアップを図ることができます。
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A.多様な分野に興味や関心を抱くマインド、広範な社会課題を解決したいという志、粘り強くプロジェクトをやり切ろうとする熱意などが大事であると考えます。学生の皆さんには、いまの自分自身の考えや志を大事にしながら、様々な経験をして、視野を広げる活動をしてほしいです。
Q&Aで知る、研究
「研究」職とは?
10年後の未来へ向けた新たな価値の創造者
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A.私たちのミッションは、「10年後を準備する」ことです。私たちが所属する「技術研究所」には、未来を切り拓く技術を生み出す6つの研究組織があります。・建設基盤技術センター:建設の基盤となる構造技術や革新的な材料技術、施工技術の研究開発・カーボンニュートラル技術センター:省エネや再生可能エネルギー等の環境に関わる技術の研究開発・安全安心技術センター:地震等の自然災害から人々の暮らしを守る技術の研究開発・社会システム技術センター:社会インフラの計画から維持管理に寄与する多彩な技術の研究開発・都市空間技術センター:スマートシティ等魅力ある街づくりに貢献する技術の研究開発・ロボティクス研究センター:デジタル技術を活用した生産性やサービス向上につながる研究開発これらの研究組織では、急速に変化する現代社会において、社会課題や顧客ニーズに応える研究開発と展開を図り、社内だけでなく顧客や社会から頼られる技術研究所を目指しています。
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A.私たちが働く場所は、江東区越中島の「技術研究所」と、2023年9月に潮見に設立された「NOVARE Lab」の2つのイノベーション拠点があります。技術研究所には、災害への安全を備える「先端地震防災研究棟」、人に優しいまちづくりを目指す「風洞実験棟」や「音響実験棟」、生態系回復の実証の場である「再生の杜」ビオトープをはじめ、「クリーンルーム実験棟」、「多目的実験棟」、「サイバー実験棟」、「耐火実験・環境実験・岩石実験」の実験ブロックがあります。また、NOVARE Labには、「構造研究」「材料研究」「ロボティクス研究」のエリアがあります。私たちは、これらの2拠点の研究施設において、社内の事業部門や、国内外の大学や研究機関、異業種の民間企業の他、学会活動などを通じて交流した様々な人達と連携しながら、最先端の研究開発に取り組んでいます。職場環境としては、仕事内容によっては、テレワークやフレックス勤務等、時間や場所に捉われない自由な働き方により、集中して効率的に業務を進めることができます。一方、施設内は全館フリーアドレスを採用しており、活発なコミュニケーションを通じて、様々なアイデアを生み出しやすい環境で仕事に取り組むこともできます。
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A.学生時代の研究との最も大きな違いは、企業の研究員として社内の事業や社会に貢献できることです。実際の建設現場を身近に感じながら、建設に必要な技術を開発することができる等、研究成果を目に見える「形」にすることができ、人の役に立つことを実感できるのは、企業の研究職ならではの醍醐味です。また研究開発テーマは、当社では主として研究員からのボトムアップで決まります。研究員は、社会的課題や建設現場での課題解決につながる研究開発テーマを自分自身で考え、それに取り組むことができる環境が整っていることも当社の研究職のやりがいです。さらに、大企業ならではの豊富なリソースや社内外の様々な人たちとのネットワークを活用できることで、最先端の技術開発に携わることができ、社会に求められる研究開発を時代に先駆け行えることも魅力のひとつです。
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A.近年、社会を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、技術の多様化は進んでいます。そのような中、建設事業における課題解決に向けて、社内の事業部門と密に連携を取りながら研究開発を進めることの他、自前主義ではなく、最先端の技術を有する大学や国の研究機関、異業種の民間企業等と共同研究をすることで、レベルの高い研究を行っています。さらには、スタートアップ企業への投資を含む連携により、スピード感のある技術開発に取り組んでいます。
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A.当社では、様々な研修制度を用意しています。例えば、建設現場での実習や社内の他部門との交流研修を通じて、建設事業の最前線への理解を深めることができます。また、希望者は博士号取得を目指したり、海外留学に参加したりする等、自律的に個人のキャリアを磨ける制度も整っています。その他、知的財産研修や英会話研修といった汎用的なスキルを身につけるための研修も充実しています。将来的なキャリアについては、組織を管理するマネジメント職や、研究へ深く専念するリサーチフェロー等のキャリアパスが用意されており、研究員一人ひとりが最適なキャリアパスを選ぶことができます。
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A.まず大切なことは、学生時代に専攻していた専門分野の知識を深く追求し、その分野の一流の研究者を目指すことです。その上で、第二の専門となるような研究分野を広げ、様々な社会課題に対する対応力を付けることが求められます。そのためには、世の中の動きに常にアンテナを張りながら、社内外の最先端の技術への高い感度が必要です。また社会課題等に対して、どういった技術を使って何ができるかを考える、研究開発の企画・立案力が求められます。さらには、研究の中で収集したデータを精査する分析力や、自身の研究内容を論文や報告書にまとめ、社内外に発表する文章力・プレゼンテーション力等も必要な能力です。これらのスキルを活かし、自律的に仕事に取り組むことが、自分自身の成長や組織への貢献へとつながります。
Q&Aで知る、文系
「文系」職とは?
ものづくり事業を支える屋台骨
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A.文系職は、「ものづくり」を円滑に推進する役割を担っています。プロジェクトの企画や調整、運営管理、専門知識を活かしたサポートを通じて、社内外の関係者と連携しながら、清水建設の手がけるあらゆる事業を多方面から支えています。また、プロジェクトのフェーズによっては文系職が最前線に立ち、技術者やお客様と直接関わりながらプロジェクトを動かします。清水建設の文系としての強みを活かして、「ものづくり」のプロセスに関わることで、会社の成長や社会貢献を実現することがミッションです。
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A.文系職では、職種ごとに異なる多様な業務を担います。営業はお客様のニーズ収集から市場分析、戦略立案、社内調整を行い、信頼関係を築きながらプロジェクトを推進します。投資開発本部では、不動産の開発・運営・売却を通じて収益を創出し、取引先へのソリューション提案やリスク管理も行います。作業所事務は現場の経理・総務・人事を担い、現場のスムーズな運営を支えます。管理部門では、総務や法務、人事など専門知識を活かし、会社全体の基盤を整備し事業活動を支えます。
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A.文系職のやりがいは、清水建設の「ものづくり」を支えるだけでなく、プロジェクトの推進に欠かせない存在として直接携われる点にあります。企画や調整、運営管理など文系職が担う役割がなければ、大規模プロジェクトは動きません。多くの人と関わり、課題を解決しながら形のないものを成果に導くプロセスは、大きな達成感と成長をもたらします。自らの専門性を活かし「ものづくり」に貢献する醍醐味が、この職種の魅力です。
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A.文系職では、社内外の幅広い関係者と連携しながら業務を進めます。社内では、技術部門や設計部門、施工現場などの他部署と協力し、プロジェクトの計画、実行まで関わります。社外では、お客様や協力会社、行政機関、不動産オーナーなどと関わり、信頼関係を築きながらプロジェクトを進めます。また、経営層と直接やり取りをして、経営上の重要な意思決定に携わる場面も多くあります。
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A.文系職では、若年層までは本人の自律的なキャリア志向(ゼネラリスト、スペシャリスト志向等)や個の特性に応じた柔軟な配置を通じて幅広い業務に携わり、多様な業務を経験しながら全体を俯瞰する力を養います。その後は、各系統のスペシャリストとして専門性を深め、活躍していただきます。研修制度としては、OJT研修を中心に、新卒1年目に施工現場を含む4つの部署を経験し、文系職の仕事を幅広く学びます。その後、本人の希望や適性を考慮し、本配属が決定されます。このように、複数の部署での経験を通じて実践的なスキルを身につけつつ、キャリアアップできる環境が整っています。
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A.文系職では、多くの関係者と連携するためのコミュニケーション能力と論理的思考力が特に重要ですが、その他にも、プロジェクトを円滑に進める調整力や、課題解決に必要な分析力、観察力、柔軟な対応力など、自身のスキルを発揮できる仕事が必ずあります。これらのスキルは、入社後の業務や研修を通じて向上させることも可能で、成長できる環境が整っています。
Q&Aで知る、SV
「SV」職とは?
建設事業の枠組みを越えて、清水建設の未来を創造するイノベーター
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A.SV職の使命は、事業構造のイノベーションを実現し、非建設事業を飛躍的に成長させることにあります。新しい技術の商業化やイノベーションプロセスの支援、事業戦略の立案・推進を通じて、清水建設の新たな成長領域を切り拓く役割を担います。開拓力や情熱、想像力を活かし、社会課題の解決や持続可能な未来の実現に貢献し、新たな価値を創造するイノベーターとしての活躍が期待されています。SV職は、清水建設の未来を切り拓く原動力となる重要な存在です。
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A.SV職の仕事内容は、不動産開発やフロンティア事業、グリーンエネルギー事業に加え、ベンチャーキャピタルやスタートアップ投資、事業の立ち上げや既存事業の革新、社内外のリソースを活用した新しいビジネスモデルの構築など、多岐にわたる分野に携わります。その中で、自分の創意工夫や革新的なアイデアを提案し、形にしていく大きな裁量が与えられています。
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A.SV職の醍醐味は、清水建設の新たな事業領域において、ベンチャーやスタートアップなどのステークホルダーと協働することで、既存の枠組みにとらわれない新しい価値を生み出せることです。その中で、清水建設の技術力や人といった豊富なリソースを活用できることが強みです。仕事を通じ、多角的な知見や視野を得ることなどの自己成長を実感できるのも大きな魅力です。
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A.SV職は事業構造の変革の推進を担う役割として、社内外の多様な関係者と連携します。社外では、ベンチャー企業やスタートアップとの協業を通じて革新的なプロジェクトを進めたり、取引先企業や専門家と連携して事業の実現に向けた調整を行ったりします。社内では、技術部門や設計部門、営業部門等と連携し、プロジェクトの方向性を共有しながら推進します。このように、多様なステークホルダーと協働しながら、互いに刺激し合いアイデアを創造できるのが、SV職の魅力でもあります。
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A.SV職は自ら主体的にキャリアを切り拓ける職種です。研修制度としては、2年間のOJT研修があり、新卒1年目に施工現場を含む5つの部署を経験し、清水建設の事業を幅広く学びます。2年目は、自身の希望に基づき、SV職の本配属部署の中から2つの部署を経験します。その後、3年目に本人の希望(適性)を踏まえ、本配属部署を決定します。このような研修を通じて、主体的なキャリア形成を支援しています。
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A.SV職には「開拓力に富み、情熱と想像力を持って物事を推進する力」が求められます。例えば、建設業の枠組みを越えた、新たな市場を開拓し、多様なステークホルダーを巻き込みながらプロジェクトを強力に推進することが必要です。このような仕事に取り組む上では、グループでのプロジェクト経験、ビジネスコンテストへの出場、留学等の異文化交流などで培ったスキルを活かすことができます。