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10年後20年後を見据えた地道な研究が、未来社会を支える。

10年後20年後を
見据えた地道な研究が、
未来社会を支える。
研究
小田切 瑞生
2020年入社
環境・社会理工学院 建築学系 修了
就職活動時/入社当時

多様な分野の
エキスパートが集う
刺激的な環境で成長したい。

学生時代は杭基礎の地震時挙動に関する研究を行っていました。「どうしてもこの企業・職種で働きたい」という強い希望はなかったため、建築関連の企業を幅広く検討していました。自分にとって魅力的な職場で働くことができればいいなと思っていたため、構造設計事務所やプラントエンジニアリング会社、外装エンジニアリング会社など、業種や規模に関わらずさまざまな企業の情報収集をしていました。清水建設の技術研究所を訪れたとき、実験設備が充実していることはもちろん、オフィスフロアも明るく緑もあり、研究・仕事環境が非常に整っていると感じました。また、就職活動中に研究員と話す機会をいただいた際に、技術研究所には多様な分野のエキスパートである研究員が揃っており、自分の成長にとって刺激的な環境であると感じたことで、自分もこの場所で働きたいと思うようになりました。さらに、建物の地盤基礎構造を専門とする技術者は少ないため、学生時代の経験が入社後も活かせるだろうと感じたのも、入社の決め手の一つです。入社後は、構造設計部や現場での研修にも参加しました。建設業の実務を経験することができたことは、研究を行う上での大きな学びになりました。
現在の仕事 /
大切にしている想い

建物の地盤・基礎構造に関する
研究で安心・安全な社会に貢献。

現在、建物を支える杭基礎構造の地震時の抵抗力に関する研究を行っています。研究職ということで、日々の仕事がすぐに成果につながることは少ないですが、建物の地盤・基礎構造に関する研究は安心・安全な社会をつくるうえで重要な分野であり、社会に大きく貢献できる仕事だと感じています。建設現場や設計部も併せ持つゼネコンでは、各部署での課題など貴重な意見を身近に聞くことができるため、ゼネコンにおいて研究開発を行うことの意義を感じます。他部門からの相談を受けることもあり、実務に携わることもあるため、勉強になり、刺激も得られる環境だと感じます。
仕事では「自分でよく考える」ことを大事にしています。経験の多い方に意見をもらうと、そのまま鵜呑みにしてしまいたくなりますが、自分の業務には自分で納得して自信と責任をもって取り組みたいと考えています。
叶えたい未来
研究成果を継続して発表し、国内外で活躍できる研究者になりたいです。研究成果は社会に還元されるまでに時間がかかることも多いと思いますが、10年後20年後を見据えて地道に研究活動をしていきたいと思います。また、社会のニーズや会社事業の多様化により、研究開発においても今までよりも様々な分野の知識が必要になっていると感じます。今後は専門分野だけではなく、色々な分野にアンテナを張り知識を吸収していきたいです。
あなたにとっての“子どもたちに誇れるしごと”とは?
地道にこつこつ研究をしていくことです。あまり目立つことのない地盤基礎分野での研究ですが、基礎がないと上部の建物は成り立たないので、大事な分野だと思っています。能登半島地震被害の調査にも参加し、今後どのような対策が必要となるのかといったことをディスカッションしています。より安全な住みよい社会となるような研究に貢献できればと思っています。

One day
schedule

ある1日のスケジュール

  • 8:00
    始業
    メールや1日のスケジュールを確認。
  • 8:30
    朝礼
    当日の実験棟での作業の確認、危険予知を行い、安全に作業が行えるようにする。
  • 9:00
    実験準備
    地盤と構造物の模型を所定の手順で作製。
  • 12:00
    昼食
    昼食はいつもお弁当。
  • 13:00
    社内会議
    推進中の研究テーマや他部門のプロジェクトに関する会議に参加。
  • 16:00
    社外会議
    学協会などの社外での活動も大事な仕事。
  • 18:00
    帰宅
    帰宅後、夕食の準備。調理は楽しく、
    無心になれるためストレス発散にも良い。

My day off

休日の過ごし方

休日は近場におでかけしたり、外食を楽しんだりしています。技術研究所の同僚、本社の同僚とも仲が良く、休日にも飲みに行ったり、登山に行ったりということもあります。学生時代はよく海外旅行にも行っていたので、また行きたいと思っています。