適用事例(予定を含む)
- 一般的な盛土のり面、切土のり面での変位計測
- 橋梁ワーゲン※変位計測
- 補強土壁、土留めなどの変位計測
- 車両運行管理、土工ICT自動施工 x AR技術の位置補正精度向上
※張出し架設工法における桁上を移動する作業台車
QuartetS(動態観測システム)では、東京海洋大学と宇宙開発部の共同で開発した独自のRTK-GNSS測位アルゴリズム※を採用しています。これにより、従来は測位誤差が大きかった、アンテナ周囲に障害物がある状況(建物外壁、のり面、補強土壁等の構造物側部)においても、高精度で安定した変位計測が可能です。
マルチGNSSを使用し、多くの衛星信号のうち誤差の大きい信号(マルチパス)を除去することで、悪視界条件下でも高いFIX率と信頼性を実現します。障害物がある環境下でも測位に必要な衛星数を確保し、精度を維持します。またアルゴリズムは、計測対象のニーズに合わせてカスタマイズできます。
QuartetS | 従来技術 | |
---|---|---|
直壁での計測 | 直壁面で変位計測が可能 | 不可。あるいは数m以上の離隔が必要 |
計測精度 | 誤差 数mm~1cm程度 |
※張出し架設工法における桁上を移動する作業台車
人々が豊かさと幸福を実感できる社会、未来に希望を持てる持続可能な社会、SDGsの目指す社会を「お客様とともに」実現していきたい。それが清水建設の願いです。
本技術をのり面や壁面などの構造物にご活用いただくことで、安全、安心でレジリエントな社会の実現に貢献していきます。
本技術は東京海洋大学との共同開発によるものです。