【第24回】重要文化財 阿蘇神社楼門保存修理工事
プロジェクト概要
- 発注者
- 宗教法人 阿蘇神社
- 所在地
- 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
- 設計・監理
- 公益財団法人 文化財建造物保存技術協会
- 工期
- 2019年4月~2023年12月
- 構造・規模
- 木造 2F
建築面積 81m2
延床面積 130m2
楼門棟高 18.1m
- 当社は、2016(平成28)年4月の熊本地震により倒壊した阿蘇神社楼門の復原工事に挑み、7年ぶりの復元に向けて施工を進めてきました。
- 全倒壊した楼門から約11,000点に及ぶ部材を回収し、極力再利用することを前提に再利用できる部材、部分的に補修を要する部材、代替が必要な部材に分類の上、構造重量材以外の修繕を行いました。その結果、部材の再利用率は72%に達しました。
- 今回の工事では楼門の耐震補強も実施。従来の部材による骨組を復原しつつ、震度7の地震に耐えられるように耐震鉄骨を骨組の中に新たに納めています。
- 今回の「the現場」では、木工事や屋根の銅板葺き作業の様子を紹介します。
関連情報
- 事業トピックス