【第23回】芦川ウインドファーム建設工事
プロジェクト概要
- 工事名称
- 芦川ウインドファーム建設工事
- 発注者
- 合同会社道北風力
- 所在地
- 北海道天塩郡豊富町
- 設計・監理
- 清水建設
- 工期
- 2020年2月~2025年8月
- 構造・規模
- 風車の出力: 133.3MW(4.3MW×31基)
- ブレード旋回径:120m
- 北海道稚内から約40㎞南に位置する豊富町の54万haに及ぶ国有林に、出力4.3MWの風車31基と連係変電設備、構内電線路からなる風力発電所を建設中です。
- 風車は、3枚の羽根(ブレード)を組み合わせた「ローター」と発電機などの機器を格納する「ナセル」、そのブレードやナセルを支える鋼製の「タワー」から成っています。今回建設中の風車は、ブレードを含め地上から頂上までの高さが、140m以上ある世界最大クラスです。
- 長さ約60mのブレードなどの風車部材は、海外から海上輸送し、稚内港で陸揚げした後に特殊車両を用いて現場まで夜間輸送します。途中の道路拡幅、架空線の移動なども工事の範囲です。
- 現場内に運ばれた風車部材は、3枚のブレードを地組みし、組みあがったローターを一体で上架する方法を採用。約1週間で1基を据え付けていきます。強風時はクレーンを使った架設作業ができないため、風速予報などを加味しながら、工事工程を臨機応変に変動させて施工を進めています。
- 今回の「the現場」では、風車部材の夜間搬送、ブレードの地組み、上架の様子を紹介します。