【第9回】大名古屋ビルヂング
プロジェクト概要
- 発注者
- 三菱地所株式会社
- 所在地
- 愛知県名古屋市中村区
- 設計・監理
- 株式会社三菱地所設計
- 工期
- 2012年10月~2015年10月
- 構造・規模
- 鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
地下4階・地上34階・塔屋1階
延床面積148,000㎡
- 約半世紀にわたり名古屋駅の顔として多くの人に親しまれてきた「大名古屋ビルヂング」が、約3年をかけ、面影はそのままに超高層ビルに生まれ変わりました。
- 旧大名古屋ビルヂングとロイヤルパークイン名古屋を解体し、敷地を一体化した他、ビルと地下鉄コンコースとをつなぐショッピングプロムナード「ダイナード」の拡幅改修工事を行い、国際化が進む東海地区の新たなランドマークを目指しました。
- 今回のプロジェクトでは、施工をスピーディかつ高品質に進めるため、複数の工法を組み合わせ、地上・地下の同時施工を行いました。
- 建設地の地下水位が高く、また駅前という立地上、周辺インフラの保護が求められたため、地下工事においては-28mの掘削と遮水性のある大深度の山留構築が必要となり、難度の高い作業となりました。
- 一方、地上部分の鉄骨建方では、内外装工事に早期着手するため、3層1節での「節積層工法」を採用。天候や鉄骨建方に左右されずに、各節の最下階、中間階工事の施工を行いました。
- 今回の「the現場」では、駅前という困難な立地で緻密な施工を行った現場の様子をご紹介します。
