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プロジェクト概要

工事名称
旧清水邸書院復元工事
所在地
東京都世田谷区玉川1-16
設計・監理
清水建設
工期
2012年8月~2013年3月
構造・規模
木造1階建て 建築面積:85.9㎡ 延床面積:83.8㎡
  • 旧清水邸書院は、1910~11(明治43~44)年頃、東京都台東区中根岸の清水揚之助(清水組元副社長)邸の「離れ」として建築されたものです。その後、1919(大正8)年に世田谷区瀬田に移築され、それから60年後の1979(昭和54)年に解体されました。その際、文化財的価値の高い近代和風建築として、解体部材が世田谷区に寄贈され倉庫に保管されていました。
  • その後約30年を経て、二子玉川東地区市街地再開発事業の一環として、区立初の日本庭園を備えた二子玉川公園の整備計画が進む中で、ゆかりの地に近い同公園内に復元する計画が浮上し、当社が協力依頼を受けました。当社は、建築文化の継承と社会貢献活動の一環として、当社の費用で復元工事を行い寄贈することとしました。
  • 旧清水邸書院は、11畳の「書院」と5畳の「次の間」で構成されています。
    その復元に当たっては、保存部材の状態を1本1本確認し、寸法や仕口(接合部分)の位置などを調査して復元図面を検証することから始めました。
    また、残存率が約6割だった化粧材については新材を選定のうえ補足し、その際には古い写真などを手掛かりに、新材を旧材のように見せる「古色付け(こしょくづけ)」を丹念に行って調和を図るなど、できる限り忠実に、かつ時を経て醸し出される各部材の良さが損なわれないよう丁寧に再現しました。
  • 今回の「the現場」では、伝統建築の復元にスポットライトを当て、2012年8月から2013年3月までの匠の技をご紹介します。

平面図