UPDATE 27.Dec,2021 vol.15 橋本愛さん ×
虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区

橋本愛 さん

橋本愛 1996年1月12日生まれ 熊本県出身。2010年「Give and Go」で映画初出演初主演。同年映画「告白」に出演し注目を集め、その後多くの作品に出演した。2013年映画「桐島、部活やめるってよ」などで数々の映画賞を受賞。同年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し幅広い年齢から認知された。2022年7月20日スタートのドラマ「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系列・水曜よる22時)では民放連続ドラマ初主演となる。2020年12月『THE FIRST TAKE』にて『木綿のハンカチーフ』を歌唱し話題になり、2021年3月発売の『筒美京平トリビュート』に参加した。2022年7月13日にはXIIXとのコラボレーションデジタルシングル『まばたきの途中』の配信リリースが決定。独自の感性を生かし、ファッション、写真、コラムなどの連載を持ち幅広く活躍中。

Q1.今回使用した機材を教えてください。

ナチュラクラシカ, Nikon FG-20, 写ルンです

Q2.どんな気持ちで、建設現場に入りましたか?

何を撮ろうと準備をせずに、ただその場で感じるままに撮ろう、と思って入りました。

Q3.何を撮りたいと思っていたのか、教えてください。

一番は光が綺麗なところ。工事現場は基本暗いので、光が入ると幻想的な空間になるのが素敵でした。
また、そこには人、人、人がいる、ということ。建物自体は無機質でも、その血管にはそれを作った人たちがいて、その人たちの生活、性格が映るといいなと思いました。
そうすると建物が、無機質でぶっきらぼうだったものが、血肉のある生き物のように思えてきました。

Q4.建設現場の第一印象を教えてください。

ものすごく精密な采配のもと、とんでもなく多くの人たちが携わっているということを、頭では知っていても、初めて肌で感じられました。

Q5.撮影中に意識したことや、こだわりはありますか?

どこかに人の生活、人の息吹を感じるところ。
光が差し込む幻想的な空間。
この二つが主にシャッターを切るトリガーだったと思います。

Q6.撮影前後で「建設現場」のイメージは変わりましたか?

イメージというより、普段建設現場の横を通る時の気持ちが変わりました。
今までは何となしに通っていたのですが、今では心の中でありがとうございます、と呟いてしまうというか…。
沢山の人が、危険と隣り合わせの現場で毎日、体を張って作られていて、建物が出来上がってしまえばその気配さえ洗い流されてしまうけれど、私はちゃんと見た。ちゃんと見たから、もう建物が、そんな汗水の染みた生き物のように思えて、とても愛おしく思います。

Q7.写真を通して、どんなことを伝えたいですか?

何度も言うけど、人が、一人一人が、作っている、ということ。
そして、無骨なイメージがあるかもしれないけれど、とても美しい空間だったということ。