WELL認証とは、
健康に配慮した建物を
評価して、認証する制度です。
- 人は生涯の90%の時間を室内で過ごす
建築空間の健康側面および快適性の重要度を認識すべき
- オフィス運営の運用コストの90%は人件費が占める
投資利益率向上のために人に投資すべき
- 健康側面および快適性の評価が不動産価値向上につながる
- オフィス空間をウェルビーイングの観点から
客観的に評価する国際規準の認証制度が必要
2014年 WELL認証制度発足
WELL認証の状況
プロジェクト件数の推移(全世界)
(2022年10月末現在)
国別プロジェクト件数
(2022年10月末現在)
プロジェクト件数の推移(国内)
(2022年10月末現在)
WELL認証取得により
期待される効果
-
従業員の健康を促進し
パフォーマンスを最大限に発揮できる
- 1.優秀な人財の確保
- 2.従業員の健康・組織活性化を促進
- 3.離職率の減少に貢献
- 4.知的生産性の向上
-
健康経営推進により
企業価値が高まる
- 1.国際規準の認証取得による高ステイタスをアピール
- 2.SDGs・ESG重視の国内外投資家へ アピール可能
- 3.健康経営銘柄・健康経営優良法人などへの足掛かり
-
国際的な認証により
建物の価値が高まる
- 1.不動産価値の向上
- 2.テナント募集における優位性
- 3.テナント退去防止に貢献
WELLビルディング基準
WELLビルディング基準のコンセプト
WELL認証システムの概要
- 審査は、文書審査と現地審査の2段階
- スタンダードは、コンセプト(Concept)、評価項目(Feature)、
パート(Part)から構成される
- 評価項目は、必須項目(Precondition)と加点項目(Optimization)に分けられる
- 必須項目は、すべてのパートにおいて達成が必要
- 加点項目は、達成したパートに割り振られたポイントの合計が、
その評価項目で得られるポイントとなる
- 審査は書類審査の他、現地にて空気質・水質・光・音・温熱感指標などの
環境測定とスポットチェックが実施される
- 認証取得後にもその維持が求められるとともに、有効期限は3年間で、
継続には再認証が必要
- 各認証レベルと必要なポイントは、以下の通り
WELLビルディング基準の評価項目(2022 Q2)
WELL Health-Safety Rating
(WELL HSR)
- WELL HSRとは、
健康や安全に対応した施設であることを
認定する国際的評価システムです。
- WELL認証の運営機関である
IWBI(International Well Building Institute)が、
新型コロナウィルスによるパンデミックに対応するため、
2020年3月に約600名から成るタスクフォースを設立。
- 2020年6月に公開された。
登録・取得件数 (2022年9月31日現在)
認証取得のメリット
- 世界初の感染症対応の基準に準拠した施設運営がなされているため、接触感染や空気感染等による感染リスクを低減
- ガイドラインとして活用することにより、施設運営の側面から感染症対策の課題を抽出し、改善策を検討できる
- 施設利用者に安心感を提供
- 従業員の感染対策が取れるとともに、感染した際、さまざまな制度・サービスを利用でき、従業員に安心感を提供
- 施設内で感染症が発生した際の対応を素早くとることができ、事業の中断を最小限に抑える
評価項目(23項目+4項目)
WELL Health-Safety Rating
(WELL HSR) の特徴
- 満たさなければならない数値基準はない(施設の運営が主な評価対象)
- 必須項目はなく、どの項目を選択してもよい
- 評価項目27項目(イノベーション4項目を含む)のうち、15項目以上満たせば取得が可能
- 書類のみの審査
- 短期間で取得が可能(2~3ヶ月)
- ほとんどの施設用途で取得が可能
- 複数棟での取得実績が多数
取得後から更新まで
- WELL Health-Safety Ratingは、発行日から1年間有効
- 更新のため、延長手続きの書類を、Rating発行日から1年以内にWELL digital platformから提出
- 上記延長手続きにより、有効期限が3ヶ月延長され、この間に書類を準備
- 15ヶ月以内に更新できなかった場合は、失効
- 更新のためには、定期報告を行わなければならない
- 定期報告を怠ると、当該評価項目が更新時に無効になる可能性がある
- 初回の更新では、Ratingを取得した際のバージョンか、それ以降のバージョンを選択できる