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働き方改革へのチャレンジ ー 清水建設のファーストペンギンたち ー

清水建設

挑戦と変革

“挑戦と変革”のタネを水平展開

社内のファーストペンギンを増やす「働き方改革WEEK」の開催

2018年から「働き方改革WEEK」を開催しています。1週間の中で毎日テーマを変えてイベントを実施しており、期間中に行われる「働き方改革表彰」では、これまでの「アタリマエ」を見直したユニークな取り組みや生産性向上に向けた好事例を表彰し、水平展開しています。従業員の「働きがい」や「働き方」についての意識を可視化するエンゲージメントサーベイもこの期間に行い、1週間を通して自身の働き方を見直す機会になることを狙っています。

  • 週休二日・時短賞

    技術提案書検索システムの開発で時短を実現
    全支店への情報公開で効率化に寄与

    部門・部署
    土木総本部 土木技術本部
    プロジェクト技術部
    代表者氏名
    戸田 伸親 グループ長

    取り組み内容と成果

    技術提案書検索システムの開発で時短を実現
    全支店への情報公開で効率化に寄与

    技術提案書に採用された技術の仕様や効果を示した図表を部署内で共有する機会が確保できず、提案した技術を別案件で採用する際、同じ図表データの検索・作り直しや、類似案件の担当者へのヒアリングに時間を費やしていた。

    1. 過去5年間の提案書に使用した技術の図表データ(計3,000点)をデータベース化
    2. 図表データを5分以内にキーワード検索できるシステムを構築
    3. 他部署からの図表データに関する問い合わせにもスピーディーな返答を実現
    4. 欲しい図表データが素早く検索できるようになり、部署全体で1カ月当たり8.3時間の時短効果があった

    技術提案書に盛り込まれた図表データだけでも過去5年で 3,000 件超え。キーワードなどで検索し、作成元のCAD データまでさかのぼることができるようにし、業務効率は格段に向上しました。

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  • 週休二日・時短賞

    「24時間365日対応」から4週8閉所へ
    コスト削減を切り口にお客様の意識も変化

    部門・部署
    東京支店 建築第三部
    新宿拠点事務所 伊勢丹グループ
    代表者氏名
    五十嵐 雄一 工事長

    取り組み内容と成果

    「24時間365日対応」から4週8閉所へ
    コスト削減を切り口にお客様の意識も変化

    「24時間365日迅速に対応する」ことを目指して当社従業員が時間外・休日対応を行ったために、現場事務所に常に待機人員が必要となり、労働時間が増加。工事価格が高騰し、結果としてお客様の負担を大きくしてしまった。

    1. 工事計画段階から全休日を設定した工程・見積を作成し、日曜日全休を目指した交渉を行うことで、お客様に「日曜日は自分たちも準備しよう」と思っていただける関係性を構築
    2. 月平均時間外労働時間を一人当たり約30%以上削減
    3. 土曜日・祝祭日の全休をさらに交渉し、4週8閉所を実現

    長期休暇が取りやすい環境となり、数年前からスキューバダイビングを始めました。年休を取得して石垣島へ通い、50本目のダイブではウミガメとの記念撮影が叶いました。

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  • グッドチャレンジ賞

    「働く場所を考える」居心地良くコストも削減
    「アタリマエ」を覆すレンタル什器不要の現場事務所

    部門・部署
    東京支店 建築第三部
    (仮称)神谷町プロジェクト新築工事作業所
    代表者氏名
    松本 真一 工事長

    取り組み内容と成果

    「働く場所を考える」居心地良くコストも削減
    「アタリマエ」を覆すレンタル什器不要の現場事務所

    約半数を占める外勤従業員は、一日のほとんどを現場の仮設事務所で過ごしている。世間では働き方改革が叫ばれる中、仮設事務所の職場環境についてはあまり議論されてこなかったため、今までほとんど変わっていない。特別なコストをかけずに、どこの現場でも、居心地の良い事務所を実現したいと考えた。

    1. 現場で手配できる安価な素材の組み合わせで仮設事務所の什器を構成
    2. 視界に入る植物の割合「緑視率」をアップさせ疲労を軽減
    3. ヘルメット置き場の視える化により、現場に誰がいて、誰がいないかが一目で分かる状態を実現
    4. 人との情報の動線を意識した設備配置をすることで、お客様など社外の関係者とのコミュニケーションも円滑になったと高評価

    「木」と「緑」と「仮設材」で構成された事務所のインテリア。プレハブ事務所でも、もちろん実装可能。工夫次第で用途を広げられるのがいいところです。

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  • グッドチャレンジ賞

    デジタルサイネージから省力化ロボットまで
    最新IoTを導入し現場の効率化を模索

    部門・部署
    九州支店 北九州営業所
    (仮称)安川電機テクノロジーセンタ建設計画
    代表者氏名
    靏 秀雄 工事長

    取り組み内容と成果

    デジタルサイネージから省力化ロボットまで
    最新IoTを導入し現場の効率化を模索

    大規模現場における繁忙期の人材不足の対策として、ロボットによる省力化、効率化、遠隔地管理を試行した。

    1. 自動追従台車を使用し、材料搬入、運搬作業の省力化(導入済)
    2. ロボットスーツを活用した重量物の持ち上げ運搬と上向き作業のアシスト(導入予定)
    3. 自立型清掃ロボットによる場内清掃(導入予定)
    4. 電子黒板を使用した打ち合わせと大型スクリーンによる朝礼の実現(導入済)
    5. 犬型ロボットを活用した現場巡回(検証中)

    オペレーターの後をカルガモのように連なってついていく自動追従台車。「フォークが入れない狭い現場で使えそうです。活用方法も含めて検証を進めています」

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  • イクボス賞

    キャリアをあきらめさせない! 子育て支援を
    契機に職場コミュニケーションも活発に

    部門・部署
    関東支店
    設計部 渡邉グループ
    代表者氏名
    渡邉 桜子 グループ長

    取り組み内容と成果

    キャリアをあきらめさせない! 子育て支援を
    契機に職場コミュニケーションも活発に

    「働き方改革」が叫ばれる5年前から、子育て支援を実施。

    1. 自らが部下のペア担当者となって、子どもの急な体調不良や用事の場合のフォロー体制を整える
    2. 担当案件の量や、現場などへの移動時間も考慮し、仕事と育児が両立しやすい案件・業務アサインを行う
    3. 残業時間のグラフ化、代休・年休取得の予定管理により、残業の削減と確実な代休・年休の取得を図る
    4. 懇親会を昼食会として開催するなど、職場内コミュニケーションにも配慮
    5. 自らの和太鼓の腕前はプロ級で、ボス自身もワーク・ライフ・バランスを実現

    運動不足解消のつもりで始めた和太鼓。すっかりその魅力に取りつかれ今ではプロ級の腕前に。休日は太鼓の演奏会や練習に打ち込んでいます。写真は関東支店安全大会での演奏風景。

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  • イクボス賞

    みんなが「我がこと」として取り組んだ成果
    任せることで意識が変わる、行動が変わる

    部門・部署
    土木東京支店 東北震災復興土木建設所
    平成29年度中間貯蔵(大熊2工区)
    土壌貯蔵施設等工事
    代表者氏名
    三原 弘士 工事長

    取り組み内容と成果

    みんなが「我がこと」として取り組んだ成果
    任せることで意識が変わる、行動が変わる

    作業所員109人全員と積極的にコミュニケーションを取り、自ら模範を示しながら時短活動の重要性を伝え続けている。

    1. 6月のノー残業デー実施率は常に95%超え!
    2. 従業員の代休取得を、計画から実施までフォロー
    3. スライド勤務制をいち早く本格導入し、定時を7:30〜16:10に変更することで、地元の交通渋滞緩和と従業員の通勤時の疲労を緩和
    4. 複数の「サテライト事務所」を設置することで、本設の現場事務所への移動時間を1カ月当たり32時間削減

    スムーズコミュニケーションが取れる関係づくりはちょっとした雑談から。 周囲のメンバーは「三原工事長が見守ってくれているという安心感があります」と口を揃えます。

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社内の働き方改革のタネを配信
イントラサイト「シミズの働き方改革」を通じた情報発信

社内イントラネットに「シミズの働き方改革」サイトを開設しています。サイトでは、各職場の好事例、ノー残業デーや在宅勤務の実施率といった各種データ、働き方改革につながる情報や動画教材などを配信しています。