国立西洋美術館
平成7(1995)年の阪神・淡路大震災を機に、国立西洋美術館では耐震対策の見直しが行われました。
従来の耐震化工法ではル・コルビュジエの意匠を継承することが難しかったため、外観を損なわずに耐震化できる「免震レトロフィット」の採用を決定。これは、建物を動かさずに建物地下を掘削し、鋼製杭で一時的に建物を仮受けした後、免震装置を取り付ける工法で、米国以外に前例がなく、日本初の試みでした。
免震レトロフィット工事の概要