本格的な機械化施工を取り入れた三井本館 竣工

三井本館(写真提供:三井文庫)

丸の内から日本橋周辺にかけての大規模オフィスビル建設が始まると、日本の建築界は人力に頼っていた施工から、大型機械を使い短工期で建設する米国式施工へと変わっていきました。

昭和4(1929)年、米国の建設会社による施工で三井本館が竣工。当社は、国内工事会社としてこの工事の基礎工事や鉄骨組み立てなどに携わり、機械化施工技術を習得。

この経験は、建築生産の近代化を目指す当社にとって大きなターニングポイントなりました。