工学士坂本復経(またつね)、初代技師長に就任

坂本復経

殖産興業を目指す明治政府は、明治10(1873)年、高等工業技術教育機関として工部大学校を設立し、建築技術者を育成しました。

清水満之助は、土木建築請負業として飛躍するためには、高等教育を受けた技術者の指導・育成が重要ととらえ、明治19(1886)年、工部大学校の卒業生である坂本復経(またつね)を製図場の初代技師長として招聘。設計・施工の一貫した請負体制の整備、施工図作成の技術獲得、現場管理技術の向上などを図りました。