設計部の前身、製図場の発足

大正初期の製図場の様子

明治初期、大規模な煉瓦造の洋風建築は官庁工事が主で、設計は発注者側の技術者が担当していました。

洋風建築においても「設計施工によって得意先の要望に応える」という創業者以来の伝統を受け継ぐため、当社は明治20年頃に設計部の前身となる「製図場」を発足し、洋風建築の技術向上を図りました。

明治23(1890)年には、煉瓦造二階建の本格的西洋建築を建設業者として初めて設計施工で完成させています。