日本の本格的ホテルの第一号「築地ホテル館」 竣工

築地ホテル館

横浜で洋風建築の技術を学んだ二代清水喜助が、江戸で最初に手がけた大事業が、外国人のための宿泊および交易場として築地居留地に建てられた本格的洋風ホテル、築地ホテル館でした。

二代喜助は施主の幕府に願い出て、資金調達と建設、竣工後の経営までを請け負いました。建設中、明治維新による施主交代がありながらも、延床面積約1600坪の大建築を約13ヶ月の短期間で施工し、慶應4(1868)年に完成させました。