
事例一覧
株式会社タナチョー


2050年カーボンニュートラル達成に向けた“機能ガラス”普及の取り組み
当社の協力会社組織である兼喜会に所属する株式会社タナチョー(以下、タナチョー)は、政府が目指す2050年のカーボンニュートラル実現に向け、CO2削減や低炭素社会への貢献を使命とし、住宅建材専門卸売業やガラス・サッシの専門工事業などを展開しています。 また、創業131年を迎える長い歴史の中で、地域社会の成長と発展に寄与することを目指し、各地域での社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
現在、タナチョーは、シミズグループが掲げる持続可能な社会の実現を目指した環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」※に賛同し、高断熱窓へのリニューアルを積極的に提案しています。特に、Low-Eガラスなどの機能ガラスを採用することで断熱性能を向上させ、カーボンニュートラルの達成に寄与する取り組みを進めています。
この取り組みの一環として、当社グループで不動産事業を展開する清水総合開発株式会社(以下、清水総合開発)が管理するマンション物件において、清水総合開発とタナチョーが協働し、既存の窓に「内窓」を設置することで簡便に断熱性能を向上させる開口部断熱改修工事を、環境省の補助金を活用して実施しています。この取り組みにより、脱炭素社会の実現に向けて着実な成果を上げています。
当社グループは、今後もパートナー企業の皆様と連携し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。
株式会社日環


自社保有トラックを順次「低炭素型ディーゼルトラック」に入替え、脱炭素社会の実現に貢献
日環グループは、廃棄物処理を通して、人々の豊かな生活と幸福、社会の発展に貢献することを経営理念に掲げ、廃棄物の収集・運搬、中間処理施設、解体工事等の事業を行っています。循環型社会実現のためにどのようなリサイクルができるのか、また地域社会においては、自然保護の担い手としてどのような貢献ができるのかを常に意識しながら企業活動を行っています。
現在、日環グループのグループ企業の一社である、株式会社日環(以下、日環)では、脱炭素の取り組みを推進中です。産業廃棄物の収集・運搬に使用する自社保有のトラック63台のうち既に41台については「低炭素型ディーゼルトラック」に入替えを終え、残りのトラックについても順次入替えを行う予定です。
当社の建設現場においても、日環は、各種解体工事の施工、解体工事から搬出される産業廃棄物の収集・運搬の際に、低炭素型ディーゼルトラックを使用し、当社の脱炭素社会実現にも寄与しています。
山梨建鉄株式会社

山梨建鉄株式会社の再生可能エネルギー発電設備に関して、当社子会社スマートエコエナジーがグリーン電力証書制度における設備認定を取得。証書発行事業における協業を開始
山梨建鉄株式会社(以下、山梨建鉄)は、工場の屋根に2016年より太陽光発電設備を設置しており、ソーラーパネルで発電した電力の約7割を工場で自家消費し、エネルギー利用の効率化に取り組まれています。
当社100%子会社であるスマートエコエナジー(以下、SEE.)は、山梨建鉄が発電・消費した電力から、環境価値を取り出して「グリーン電力証書※」として発行することを目的として、2023年10月に山梨建鉄の太陽光発電設備に対してグリーン電力発電設備認定を取得しました。これにより、山梨建鉄の発電設備に由来するグリーン電力証書について、SEE.が当社の建設現場や環境先進企業などへ販売することで、CO2削減に寄与するとともに、証書販売により得た収入を発電設備の維持管理に役立てていただくことが可能になります。
証書取引を通じて発電事業者と証書発行事業者、証書購入者が各々の立場で地球環境問題に取り組み、日本の再生可能エネルギーのさらなる普及に貢献しています。当社は今後もパートナー企業様との連携を強め、脱炭素社会の実現を目指します。
※グリーン電力証書とは風力や太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーで作ったグリーンな電気が持つ「環境価値」を「証書」化して取引すること。
中越鉄工株式会社


中越鉄工株式会社が発電した再生可能エネルギーの価値を当社子会社SEE.が購入。
グリーン電力証書発行事業の普及拡大に向けて協業を開始
中越鉄工株式会社(以下、中越鉄工)は、工場の屋根に2019年よりソーラーパネルを設置しており、SDGsへの取り組みを強く推進されております。ソーラーパネルで発電した電力は工場の電力需要として全て消費し、環境負荷の低い経営に取り組まれております。
当社100%子会社であるスマートエコエナジー(以下、SEE.)は再生可能エネルギー電力及び環境価値の販売等の脱炭素ソリューション事業を展開していますが、中越鉄工が発電・消費した電力のうち、環境価値のみを「グリーン電力証書」として取り出し、当社建設現場や環境先進企業等に提供するスキームを共同構築いたしました。この両社の取り組みは、当社グループとパートナー企業様との初の連携モデルであり、大変意義深い試みとなります。当社は今後もパートナー企業様との連携を強め、脱炭素社会に貢献して参ります。
※グリーン電力証書とは風力や太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーで作ったグリーンな電気が持つ「環境価値」を「証書」化して取引すること。
中越鉄工株式会社
代表取締役社長 西村 大仁郎さん

現在、中越鉄工では、SDGsの推進、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、様々な取り組みに着手しています。当社に今ある環境資源を最大限に活用し、建設業の発展に繋がる取り組みの一つとして、今回の協業をスタート致しました。
今後、自家消費型の発電所が更に拡大することが予想されます。今回の取り組みが広く
認知され建設業の発展に繋がることを願っています。
