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清水建設の社寺建築・伝統建築


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三次元CADの活用で繊細かつ優美な軒曲線を表現
日枝神社手水舎新築工事が竣工しました。

工事に至る経緯

これまでの手水舎は昭和26年当社施工にて完成した鉄筋コンクリート造入母屋造りの錣屋根が特徴の手水舎でありました。平成23年の東日本大震災により被災し、柱頭・柱脚部が損傷し、被害状況調査を経て、築後60年を経過し現行法規に沿った補強改修は困難であったため、解体・建て替えの御依頼を当社設計施工にて受けました。

完成後の正面

工事における課題

新手水舎の計画にあたり、日枝神社様から頂いたご要望として、「手水舎をお使いになる方に屋根からの雨垂れが落ちないようにしたいが、樹木に囲まれた立地であるため落葉等に対するメンテナンスを考慮し、雨樋は設けたくない。屋根の形でこの条件に対応しつつ、簡素ながらも、きれいな屋根の建物としたい」というものでした。

旧手水舎

課題に対する対応

構造は耐震性も考慮の上、軽量化のため鉄骨造を採用し、屋根形状については唐破風屋根を簡素化した形状とし、正面参道から入る参拝者への雨落ちを抑えました。

軒形状を薄く軽快に納めるため、三次元CADにて各断面を決定し、その形状に削り出した力垂木を集成材にて配することで、狂いの無い、繊細かつ優美な軒曲線を表現しました。

柱は鉄骨丸柱表わしとし、軸部材はH鋼材を化粧パネルで覆うことで、外観上は鉄骨造であることを感じさせない納まりとしています。

手水鉢は既存を磨き直しの上使用することで旧手水舎の面影を残しました。

三次元CADによる姿図



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