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設立と目的

近年、わが国の建設業界においては、新たな技術者の志望者の減少や高齢の技術者の引退等により、技術者不足が深刻な問題となっております。人口の減少等に伴い、日本国内の建築・土木市場は緩やかに縮小していると言われる中でも、国家の基盤である建設業を支える技術者を継続的に育成し、その環境づくりを行っていくことは、日本の建設業界が国内のみならず、グローバル市場において競争力を維持するためにも不可欠です。

本財団は、国内の大学において建築、土木又は都市計画等を専攻し研鑽を積む大学生及び大学院生のうち、成績優秀でありながら経済的理由により学業の継続が困難である者に対して奨学金を給付するために設立されました。

わが国の建築・土木技術は世界的に見ても極めて高水準であり、それらは個々の技術者によって支えられておりますが、それらの技術は長年の経験を経て培われたものであり、技術者の育成は一朝一夕でできるものではありません。本財団は、着実に長期に渡って運営し、わが国の建築・土木技術の発展に寄与してまいります。